Dバックス・ロブロ監督 苦しみ、学び、友情も育んだ日本での思い出 WSでどんな采配見せるか

2023年10月28日 09:27

野球

Dバックス・ロブロ監督 苦しみ、学び、友情も育んだ日本での思い出 WSでどんな采配見せるか
ワールドシリーズ第1戦前、フィールドで取材に応じたダイヤモンドバックスのロブロ監督(撮影・杉浦 大介通信員) Photo By スポニチ
 大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)が27日(日本時間28日)に開幕。 22年ぶりの世界一を目指すダイヤモンドバックスは敵地アーリントンでレンジャーズとの第1戦を迎えた。
 ダイヤモンドバックスを率いるロブロ監督は日本とも縁がある。2000年、若松勉監督が率いるヤクルトでプレーし、29試合で打率・197、1本塁打、2打点に終わった。ただ、短い滞在の中でも、日本で学んだことは少なくなかったという。

 「日本ではもっといい成績が残せていれば、とは思う。少しずつチームのコンセプトを理解して、準備が整ったと思ったところでケガをして、マイナーリーグに送られてしまった。ただ、規律に満ちた日本の野球のスタイルは気に入っていた。(日本の選手たちは)教え込まれ、準備し、何度も何度も練習する。それらの多くをこのチーム(ダイヤモンドバックス)にも持ち込んでいる。私たちは規律のしっかりしたアプローチを教え込み、選手たちがそうやってプレーしてくれることを望んでいる」

 ロブロ監督が滞日中、最も親しくなったのは古田敦也氏だった。2人の絆は深く、古田氏は今春、「ゲスト(臨時)コーチ」として招かれてダイヤモンドバックスの春季キャンプに参加。古田氏はダイヤモンドバックスがナ・リーグ制覇を決めた直後、「おめでとう!ロブロ監督」とSNS上でメッセージを送った。

 「古田はとてもいい選手で、いい友達にもなれた。まだ連絡をとっているよ。彼には“もしもあなたたちがワールドシリーズに出たら私は戻ってくる”と言われていたんだ」

 苦しみ、学び、友情も育んだ日本での日々を含め、様々な経験を経て今回の大舞台にたどり着いた58歳のロブロ監督。実力伯仲と目されるワールドシリーズではどんな采配を見せるかが注目される。(アーリントン 杉浦 大介通信員)

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