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須磨翔風が劇的サヨナラ！「鉄腕・才木2世」槙野、10回114球完投で初聖地大前進

2023年10月28日 11:42

野球

須磨翔風が劇的サヨナラ！「鉄腕・才木2世」槙野、10回114球完投で初聖地大前進
＜須磨翔風・智弁学園＞10回4失点と力投した須磨翔風・槙野（撮影・平嶋　理子） Photo By スポニチ
 【高校野球秋季近畿大会1回戦   須磨翔風5―4智弁学園 （ 2023年10月28日    シティ信金スタ ）】 近畿大会初出場の須磨翔風が智弁学園をタイブレークの延長10回にサヨナラ勝利を制し、初の甲子園出場に前進した。
　主将が決めた。1点劣勢の延長10回2死二、三塁で「3番・二塁」の榧谷（かやたに）颯人（2年）が左翼手のグラブをわずかに超える2点適時打を放って試合を決めた。

　「（捕られそうで）危なかったけど、何とか超えてくれました。（6回に失点につながる）失策をしたので取り返そうと思いました」

　背番号1の槙野遥斗（2年）は、4失点（自責2）で延長10回完投勝利を挙げた。

　「序盤は一人で焦って失点したけど、調子を戻すことができました。この日のために準備してきたので良かったです」

　今秋兵庫大会の全7戦63イニングを一人で投げ抜き、近畿大会の初戦も114球完投。阪神・才木の出身校で「才木2世」と呼ばれる鉄腕は、「（県大会から）1人で投げる気持ちではいたけど、本当にここまでこられたのは驚いています」と笑顔を見せた。

　◇槙野　遥斗（まきの・はると）2006年（平18）8月4日生まれ、兵庫県神戸市出身の17歳。小学1年に名倉少年野球部で野球を始めて投手。中学は神戸球友ボーイズに所属。須磨翔風では1年夏に背番号20でベンチ入りし、2年春から背番号1。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。

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