オリ・由伸 “崖っ縁”第6戦先発 勝って逆王手だ 日本ラスト登板?「全員で試合に向かって」

2023年11月04日 05:40

野球

オリ・由伸 “崖っ縁”第6戦先発 勝って逆王手だ 日本ラスト登板?「全員で試合に向かって」
オリックス・山本由伸 Photo By スポニチ
 2勝3敗と後がないオリックスは、本拠・京セラドームに戻って行われる第6戦の先発に山本を起用して必勝を期す。2日の第5戦ではブルペンで待機したものの出番なし。残り2試合でも救援の切り札として準備することも考えられたが、当初の予定通り、第6戦の先発に回ることが決まり、引き締まった表情で決意を語った。
 「明日の試合を勝つことだけ考えて準備している。大事な一戦になるので、しっかり体も、心の部分もいい準備ができたらと思う」

 この日は大阪・舞洲の球団施設を訪れて汗を流した。フォームを確かめながら入念なキャッチボールを行った後、2日連続でブルペン入り。15球の最終調整で準備を整えた。

 今季、史上初の3年連続投手4冠を達成した完全無欠の右腕も、日本シリーズは過去4試合に先発して0勝2敗と勝ち星がない。3年連続で初戦の先発を任された10月28日の試合は5回2/3を投げ10安打、自己ワーストタイの7失点でまさかのKOとなった。

 同じ阪神・村上との投げ合いとなる第6戦は、絶好のリベンジの機会。今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦が濃厚で、この登板が日本での集大成となる可能性も十分ある。ブルペンも総動員、スクランブル体制で、エースをバックアップする。

 「全員で試合に向かっていければ。お互いに勢いがあると思う。ホームに戻るので、また頑張りたい」

 オリックスでは初の2年連続日本一へ、満員の京セラドームで迎える最大の正念場。逆襲のバトンはエースに託された。(中澤 智晴)

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