阪神・岡田監督　12年ぶり西勇のリリーフ登板に「勝負にいってんねん。何を言うてんねん」

2023年11月04日 22:16

野球

阪神・岡田監督　12年ぶり西勇のリリーフ登板に「勝負にいってんねん。何を言うてんねん」 — 日本シリーズ＜オ・神＞　2回、杉本の二塁打の判定で、深谷球審に質問する岡田監督（撮影・大森　寛明） Photo By スポニチ

【SMBC日本シリーズ2023第6戦阪神1－5オリックス（ 2023年11月4日京セラD ）】阪神は4日、「SMBC日本シリーズ2023」第6戦でオリックスに敗れ、3勝3敗の五分に星勘定が戻った。5日の第7戦に勝利した方が日本一というしびれる展開となった。

　先発の村上が5回4失点と誤算だった。岡田監督は「あぁ、今日悪かったなあ。コントロールが、ボール高かったもんなあ。ブルペンでは良かった言うてたんやけどなあ。普通通り言うてたんやけどなあ」と首を傾げた。抜群の制球力を誇る村上だけに、3四死球は多かった。

　一方、6回からは第2戦で先発した西勇を投入。12年ぶりとなる救援登板で、3イニングを2安打1失点だった。「中継ぎを休ませる活躍だった」と質問された岡田監督は「いや、休ますんじゃない、勝負にいってんねん。何を言うてんねん、短期決戦で休ますことなんてあるわけないやろ」と否定。勝負手だったことを口にした。

　また、西勇の起用は中盤を想定していたのか、との問いには「いや、そうやん。別に使うところはどこでも、そんなん俺が考えることやから。結果あそこで使っただけで。もう1イニング早かったらなと思うよ。紅林だけだったからなあ」と、村上とのスイッチのタイミングを悔やんだ。

　5日は総動員になる予定。「総動員てベンチ入ってるもんはそら使うよ」と指揮官は話し、「そんなもん、お前、3勝3敗なったんやから」と口にした。