オリックス・紅林 3番は「マジすかって感じ」2軍から苦戦の村上に「ちょっと変えないと」読み勝ちの一発

2023年11月04日 23:09

野球

オリックス・紅林 3番は「マジすかって感じ」2軍から苦戦の村上に「ちょっと変えないと」読み勝ちの一発
日本シリーズ<オ・神> お立ち台で笑顔の(左から)山本、若月、紅林(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第6戦   オリックス5―1阪神 ( 2023年11月4日    京セラD )】 3年連続でパ・リーグを制したオリックスは本拠・京セラドーム大阪に戻った第6戦で阪神に逆転勝ち。3勝3敗のタイに戻した。紅林弘太郎内野手(21)は3番起用に応え、5回に2ランを放った。
 
 第5戦までで15打数6安打と好調なことから、今シリーズ初めて中軸に入ったが「そこはあんまり気にせず行きました」と紅林。3番での先発は「メンバー表を見て、3番やと」と知ったといい「監督からは言われなかったです」と紅林。「コーチからはちょろっと“3番だぞ”と言われたんですけど、“マジすか”って感じで。僕はどれだけ打ってもずっと下位で打っていたので、上位で打ちたい気持ちでやっていたので、“やっとか”という気持ちで」と振り返り「ふんわり書いといてください。調子乗っていると思われるので」と笑わせた。

 また、打順の変化による心境の変化については「打順で変わることは特にないと思うので、はい」とサラリ。2番・宗、4番・森と左打者に挟まれての打順にも「うーん。なんて言ったらいいんやろ。別にそんなに意識してないです」と平常心を心がけた。日本シリーズで好調の要因を問われると「まあ、欲を出さずにいけてる結果かなと思います」とした。

 2勝3敗と阪神に王手をかけられて臨んだ第6戦となったが「そこは全然、気にしてなかったです。チーム全体としても4つ勝てばいいので、そこは気にしてなかったと思います」とプレッシャーは皆無だったとした。

 その上で5回の本塁打を「後ろに回すと。どんな形でもいいので、はい。それだけです」とつなぐ意識だったとし、フォークを打っての一発に「どういう感覚…。なんかペンという感じですね。なんかクイっという感じで、ヘッドが走った感覚ですね」と独特の表現。「甘い球というか、打つ、捉えないといけない球だったので。ちゃんと捉えられてよかったですね」とうなずいた。

 相手先発・村上とは今シリーズ2度目の対戦。第1戦は三振、四球と無安打だっただけに「コントロールがすごくいいので、全部追いかけてもしょうがないので、高い、甘いところを狙ったという感じです」と語った。

 この日は1、2打席目も四球で出塁し「今まで、ファームとかでも同じリーグで対戦していたんですけど、1本もヒットを打ったことがなくて。日本シリーズ1戦目も打っていなくて、何かちょっと変えないとなと思って。いいイメージはなかったですけど、なんとか工夫してやりました。戦術的なことなので、あれなんですけど、今まではいろいろ追いかけてしまったので、1つに絞って、追い込まれるまではそれを待っていたって感じです」と詳細は避けたものの読み勝ちとした。

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