オリックス・杉本“天井直撃打”は本塁打だった トラックマンで数値確認 逆転で「もういいや」

2023年11月04日 22:22

野球

オリックス・杉本“天井直撃打”は本塁打だった トラックマンで数値確認 逆転で「もういいや」
日本シリーズ<オ・神>2回、杉本は天井直撃の二塁打を放ち、ベンチへ向かってポーズする(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第6戦   オリックス5―1阪神 ( 2023年11月4日    京セラD )】 3年連続でパ・リーグを制したオリックスは本拠・京セラドーム大阪に戻った第6戦で阪神に逆転勝ち。3勝3敗のタイに戻した。左足首を痛めていた杉本裕太郎外野手(32)は2回に復帰後、初安打となる二塁打を放った。
 先制された直後の2回、杉本は無死一塁から相手先発・村上の内角高め直球を振り抜くと、打球は高々と左翼へ飛んだ。ただ、打球は京セラドーム天井に直撃。ボールはそのまま落ちてこず、“特別ルール”によって二塁打となり「ホームランと思ったんですけど、二塁打になって残念でしたけど。帰ってトラックマンの人に数値聞いたら、ちゃんと本塁打の数字で120メートル飛んでいて、打球速度も176キロ出ていたので、まあいいやと。そのあと2点入ったので、もういいやと思いました」と無死二、三塁と好機を広げ、この回の逆転につながったことから結果オーライと笑わせた。

 そして飛距離120メートルという数字に「切れずに真っすぐ飛んでいったので、上がりすぎたので、どうかなと思ったんですけど、120飛んでいたので嬉しかったです」と満足そうな表情を見せた。

 第1戦で7失点と打ち込まれたエース・山本がこの日は一転し完投勝利。「前回、同じ相手、同じ投手にやられている。今日は絶対に抑えてくれると思っていました。凄い気迫だったし、さすが日本一の投手だなと思いました」と称賛した。

 復帰戦となった第5戦は3打数無安打だっただけに「甲子園で打てなかったけど、久しぶりに投手の球も見て感覚が良くなってきていた。今日も球の見え方もよくなってきている」と手応えを口にし「ラスト1試合なので頑張ります」と第7戦へ意気込んだ。

 万全ではない中での出場が続くが「ケガしているから打てないと言っていたら言い訳になる。試合に出る以上は、そこは忘れてやっています」ときっぱり。「ホームに帰ってきて、ファンの皆さんの声援もすごい聞こえるので全員で勝てるように頑張りたいです」と2年連続の日本一へ闘志を高めた。

 杉本はパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは4試合で14打数6安打3打点、打率・429と活躍し、2年ぶり2度目のMVPに輝いた。ただ、第4戦の8回、遊ゴロを放った際に左足首を痛め、負傷退場。試合後のセレモニーにも参加することが出来ず、MVPの目録などは石川亮が“代役”で受け取った。

 日本シリーズは40人枠に登録されたものの第4戦まではベンチ外。第5戦で復帰したが3打数無安打だった。

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