【センバツ】大阪桐蔭 154キロ右腕の平嶋が狙う優勝&選抜史上最速「勝ちにつながる投球をして…」

2024年01月27日 06:00

野球

【センバツ】大阪桐蔭 154キロ右腕の平嶋が狙う優勝&選抜史上最速「勝ちにつながる投球をして…」
選抜出場を決め、喜ぶ大阪桐蔭の選手ら Photo By スポニチ
 【3・18開幕 第96回選抜高校野球大会出場32校決定 】 大阪桐蔭が、大阪勢最長更新の5年連続15度目の出場を決めた。最速154キロ右腕の平嶋桂知(かいち=2年)が見据えるのは、西谷浩一監督の記録達成に花を添える優勝だ。 【大阪桐蔭の動画はこちらから
 「春の優勝に向けて目の前の試合を戦っていく中で、そういう記録を達成できれば、うれしいです」

 甲子園通算67勝を誇る西谷監督は、通算勝利数歴代1位に立つ高嶋仁監督(智弁学園、智弁和歌山)の68勝に「あと1」に迫る。2年ぶり5度目の選抜優勝を達成できれば、おのずと西谷監督を「歴代1位」に引き上げることにもつながる。

 平嶋自身も「歴代No・1」を狙える力を秘めている。選抜史上最高球速は、12年藤浪晋太郎(大阪桐蔭)と08年平生拓也(宇治山田商)が記録した153キロ。平嶋の自己最速はすでに昨年6月の練習試合で計測した154キロとあって、「史上最速」も視野に捉える。注目を集める甲子園初登板に向けて、「試合では球速よりチームの勝利の方が大切。勝ちにつながる投球をして優勝に導きたいです」と冷静に意気込んだ。

 前田悠伍(現ソフトバンク)を擁して4強入りした昨春選抜は背番17でベンチ入りするも、登板機会に恵まれなかった。「去年はギリギリでのメンバー入り。出番のなかった悔しさを糧に、そこからの練習に励みました」。前田の投球を見つめるしかなかった春から1年。プロ注目投手として、甲子園に戻る。「個人の記録よりもチームで勝ちたい。本気の本気で優勝を目指します」と話した西谷監督を、エースが頂点まで連れて行く。 (河合 洋介)

 ◯…大阪桐蔭は5年連続15度目の出場。大阪勢で同一校が5年連続で選抜に出場するのは、史上最長となった。これまでは大阪桐蔭、履正社、PL学園、浪華商(現大体大浪商)、八尾の4年連続が最長だった。

 ◯…大阪桐蔭・西谷浩一監督は目下、歴代2位の甲子園通算67勝。あと1勝で高嶋仁監督(智弁学園、智弁和歌山)に並ぶ歴代最多タイ、あと2勝で歴代単独最多勝利監督となる。

 ◯…大阪桐蔭は過去4度、選抜で優勝。今春に5度目の優勝を飾れば東邦(愛知)に並ぶ歴代最多タイ。

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