【センバツ】初出場の熊本国府 すでに2年前から新基準バット対策着手 「堅守」武器に4強狙う

2024年01月27日 06:15

野球

【センバツ】初出場の熊本国府 すでに2年前から新基準バット対策着手 「堅守」武器に4強狙う
春夏通じて初の甲子園出場が決まり、喜びを爆発させる熊本国府ナイン Photo By スポニチ
 【3・18開幕 第96回選抜高校野球大会出場32校決定 】 堅守で初陣4強を狙う。
 熊本国府は創部18年目で初の選抜出場を決めた。野田希主将(2年)は「目指してきた甲子園出場が決まってうれしい。まずは1勝。そしてベスト4を目指したい」と表情を引き締めた。部員61人全員が県内出身の地元っ子軍団は固い結束を生かした守備力が強みだ。昨秋の九州大会は全4試合で失策は3。「チーム全員が野球は守りだと考えている」と野田は胸を張る。

 就任4年目、30歳の山田祐揮監督は2年前から反発力の低い新基準バットへの移行に備え、守り勝つ野球を先取りしてきた。平日約2時間の練習のうち1時間から1時間半は走者を置いたケース打撃で守備を磨く。

 山田監督は熊本工2年で出場した09年夏の甲子園で外野手として2失策を犯し、チームは初戦で敗退した苦い思い出がある。守りの野球を掲げての聖地初勝利はその雪辱でもある。九州大会決勝で1失点完投のエース、坂井理人(2年)は「飛ばないバットには思い切った内角攻めが有効」と対策もばっちり。熊本国府が堅守で旋風を巻き起こす。 (中島 泉)

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