ロッテ・佐々木朗希が会見 12球団“大トリ”で契約更改「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」

2024年01月27日 11:05

野球

ロッテ・佐々木朗希が会見 12球団“大トリ”で契約更改「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」
<ロッテ>会見する佐々木朗(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 今季の契約で球団と合意したロッテ・佐々木朗希投手(22)が27日、球団事務所で会見を行った。球団は前日に「契約が合意に達しました」と発表していた。昨季年俸は8000万円(金額は推定)。
 会見に先立ち、ロッテの松本尚樹球団本部長が報道陣に説明の場を持ち、契約更改がキャンプイン直前まで長引いた理由について「一部報道で佐々木投手のわがまま、というように言われているが、そのようなことは一切ない」と強調。交渉の過程などで「球団側にも落ち度があった」と説明した。
 また、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦は、佐々木が今シーズン終了後にいきなり持ち出したのではなく、松本本部長は「入団当初からずっと話はしていた」とした。

 午前11時5分から会見がスタート。佐々木朗は会見の冒頭で「なかなか公の場でコメントができなかった。ファンの皆さまに誤解や、ご心配をおかけした。それをまず最初にお伝えしたい」とファンに謝罪した。

注目のメジャー挑戦について、佐々木朗は「メジャーの話に関しては入団当初から球団としっかりコミュニケーションを取って話は出ていた。将来的にメジャーリーグでプレーしたいという思いはある。まずは2024年、目の前のシーズンをプレーするのが大事。去年はケガもあって思うようなシーズンではなかった。チームを勝ちに導けるように自分のできることをしっかりやって、よりよいシーズンにしたい」と語った。

 契約更改交渉が長引き、キャンプイン直前の更改となったことについては「(ロッテとは)お互い納得するというか、理解しながら契約できた」と説明。「今シーズン、マリーンズでプレーする。戦うために準備したい」と意気込みを示した。

 佐々木は4年目となった2023年、侍ジャパンの一員として3月のWBC優勝に貢献。シーズンでも15試合に登板して7勝4敗、防御率1・78の成績を残したが、左脇腹の肉離れなどで3度の離脱があり、年間を通じて活躍することはできなかった。

 23年中に契約更改交渉を行わず初の越年。ポスティングシステムによるメジャー移籍の容認を求めたが、球団が認めないまま、昨年12月15日に今年の申請期日を迎え、2024年シーズンからの移籍は実現しなかった。

 そして12球団でただ一人未更改だった26日、2月1日にキャンプインが迫る中で球団が「佐々木朗希投手との契約が合意に達しました」と発表。同日、本拠地ZOZOマリンでは沖縄・石垣島に向けて荷出し作業が行われ、佐々木のものと思われる17番のトランクケースも運び出された。

おすすめテーマ

2024年01月27日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム