泉房穂氏 自民党派閥解消を提言 リクルート事件持ち出し「35年前に自分で終わったと言っている」
2024年01月16日 14:57
芸能
派閥を舞台にした、今回の裏金問題。刷新本部では、菅義偉前首相が派閥の解消を訴えているのに対し、麻生副総裁の立場を示している。そんな中、泉氏は「こんなんいりませんよ、派閥なんて」とバッサリ切り捨てた。
泉氏は、88年に発覚したリクルート事件を受けて作られた政治改革大綱に言及。「35年前のリクルート事件を受けて、自民党がまとめられた政治改革大綱、35年前ですよ。自民党自身が作ったものに“派閥の解消”ってうたってるんですよ。35年前に自分で終わったと言っておきながら、35年間、解消せずに今またそんな議論をしている。終わった議論ですよ?総理大臣が派閥解消しますと言ったら、終わる話ですよ」と、その内容がいまだに守られていないことを問題視した。
一方、同じくリモート出演した自民党の石原伸晃元幹事長が「3人いたら2対1になるんだから」と、派閥の解消に否定的な意見を示したが、泉氏は「今回の刷新本部を見ても、国民を気にせずに派閥の有力者を気にしているわけですから、政治のあり方が問われていると思う」と疑問を呈し、「今の派閥というのは金を集めて金を配って、金を力にものを言わせて政策を曲げているからいけない」と持論を展開した。
さらに「もう一つは、本来は適材適所じゃない人物を大臣、副大臣、政務官にゴリ押ししているから、まともでない方がそのポストに就いていて、適材適所じゃないわけですから。そういう意味では、金とポストの問題を解消すべく、派閥はいらないという議論ですから」とも話し、「一般論として、人が集まったら派閥ができるという議論ではないと思いますよ」と石原氏の考えに反論した。