テレビ東京「ジャンヌの裁き」③ 不気味な存在感、田中直樹の怪演光る

2024年01月31日 07:00

芸能

テレビ東京「ジャンヌの裁き」③ 不気味な存在感、田中直樹の怪演光る
悪の象徴として立ちはだかる東京地検特捜部長を演じる田中直樹(左) Photo By 提供写真
 テレビ東京ドラマ「ジャンヌの裁き」(金曜後8・00)では「ココリコ」の田中直樹(52)の怪演が光る。演じるのは玉木宏(44)ら検察審査会のメンバーと敵対する東京地検特捜部長だ。作中では食べる物全てにケチャップをドバドバとかけ、不気味な存在感を放っている。制作発表では玉木が「演じている時の気持ち悪さといったらなかなかのもの」と演技を絶賛。田中本人も「自分の都合で法をねじ曲げたり、真相を葬る男。共通点はないです。でも逆にそれが楽しくチャレンジング」と役の印象を語っていた。
 ケチャップの他にも、登場するシーンにはワインやテーブルクロスなど赤の“アイテム”が多く、キャラクターが際立っている。北川俊樹プロデューサーは「検察はヒーローと言われることも多いが、今回は権力の象徴として描かせてもらいました。(田中の役は)権力を持つことがいかに危険をはらんでいるかの象徴です」と役どころについて説明。田中は「僕は(普段は)人との距離感を大事にする人間ですが、彼はそれがバグっています。そんな圧力をかけるシーンなどの距離感にも注目してほしい」と語った。赤の描写と田中の演技が巻き起こす化学反応が物語を沸き立たせる。(続く)

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