“貴族のお漫才”で一発屋芸人の仲間入り 現在は各自の才能開花でコンビ存続の不安も「一生…」

2024年01月31日 11:29

芸能

“貴族のお漫才”で一発屋芸人の仲間入り 現在は各自の才能開花でコンビ存続の不安も「一生…」
髭男爵 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「髭男爵」が30日、テレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にVTR出演。大ブレーク後、それぞれの才能を開花させながら活躍を続けてきたこれまでについて語った。
 2008年、“貴族のお漫才”で大ブレークキャラクターとワイングラスツッコミで人気となったが、翌09年にはキャラが飽きられ始め、仕事が減少。一発屋芸人の仲間入りとなってしまった。

ブレークから15年。かつて一世を風靡したネタで今でも観客を大爆笑の渦に巻き込んでいるが、コンビでの仕事は月に1~2本のみ。山田ルイ53世とひぐちくんは、それぞれの魅力を引き出せる場で活躍を続けている。

 山田は2015年、自身の学生生活をつづったエッセー「引きこもり漂流記」を出版。暗い過去と明るく生きる現在をユーモアを交えて書き、話題に。文章を書く能力が開花するきっかけとなった。

 その後、一発屋芸人達とのインタビューコラムを連載し、第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞「作品賞」を受賞し、講演会の依頼が殺到。声の良さや話のうまさなどマルチな才能を開花させ、ラジオやナレーションなど多岐にわたって活躍。ピンでレギュラー本数10本を誇る人気芸人となっている。

 相方がピンで大活躍する一方、ひぐち君はワイン界で人気を集めていた。2015年頃、一人の時間が増えたひぐち君は「ワインスクールに通ってようかな」と思い、ワインにドハマり。猛勉強し、ソムリエと同等の知識が必要な難関資格“ワインエキスパート”に合格。

 年間1400銘柄を飲み歩き、ワインの素晴らしさを広める活動を続けた結果、2020年には日本ソムリエ協会の名誉ソムリエに就任。コロナ禍でも活動を続け、“リモートワイン会”を実施するなどワイン仕事で大忙しの日々を送っている。「ハマったら抜けられない。楽しくてしょうがない。一生続けていきたいです。飲んだことないワインを探すのも楽しい」とワインの楽しさを語り、「“宝探し”ですかね」とワインの魅力に酔いしれていた。

 ワイン愛に溺れている相方ひぐち君について、少し暴走していると不安を口にした山田。「ひぐち君のワインのイベントの写真を見たら、横に僕(山田)みたいな体型のひげのおじさんがシルクハット被って立って一緒に“ルネッサーンス”している」と説明し、「(イベント先の)現地で男爵を調達し始めた」と暴露。コンビとしては「なかなかひぐち君に会わない。会ってくれない」と悩みを明かした。

 コンビの間に溝があるようにも感じられる二人だったが、ひぐち君は「一生やっていきたい」と断言。「おじいさんになってもこの格好でやりたい」と相方とともに、これからも芸人人生を歩むと意気込みを見せ、山田も「よぼよぼになって貴族やって言ってる方が面白さも出ると思う。60歳くらいから(コンビの)仕事増えるんちゃうかな」と将来への思いも口にした。

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