木梨憲武が語る“未来予想図” 役柄同様、余命宣告受けたら…「死んじゃうまでハワイにいよう!」

2024年01月31日 05:00

芸能

木梨憲武が語る“未来予想図” 役柄同様、余命宣告受けたら…「死んじゃうまでハワイにいよう!」
フジテレビ系連続ドラマ「春になったら」で主演を務める木梨憲武 Photo By スポニチ
 とんねるずの木梨憲武(61)が、現在放送中のフジテレビ系ドラマ「春になったら」(月曜後10・00)で余命わずかな父親を好演している。連ドラ主演は24年ぶりで「70人のスタッフが毎日集まってゼロから作品を作る。やっぱり面白いね!」と、本紙などのインタビューに充実感いっぱいの表情を浮かべた。
 余命3カ月を宣告された父と3カ月後に結婚する娘(奈緒)との父子家庭を描くハートフルコメディー。木梨演じる父は膵臓(すいぞう)がんを患い「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り娘とかなえていく。

 自身も還暦を超え、残りの寿命について考えることが少なくないという。そんな中で「もし自分が同じ立場になったら?」と質問されると「死んじゃうまでハワイにいよう!」と明るく宣言した。

 何度も足を運んでいる米ハワイ。年に9回行ったこともあるほどで、友人たちの間では「ハワイで困ったら木梨に頼め」が合言葉。元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(58)と自称1、2位を争う芸能界屈指のハワイ好きだ。

 そこには「明るく終えたい」という死生観も見え隠れする。「死んじゃうまでに、お世話になった人を呼んでパーティーしたい。葬式は嫌だね。自分が参加できないから。“あいつ来てねえな”とか楽しめないもん」

 作中の役でも、死を目前にしながら明るく振る舞う様子が描かれている。ただ娘の婚約相手には断固反対。その相手が売れないお笑い芸人だからだ。自身も安田成美(57)との間に2男1女をもうけており、長女は年頃とあって役柄にも重なる部分がある様子。「自分だったら…やっぱり(相手の芸人が)面白いかどうかは気になっちゃうよね」とポツリ。「でも我が家は成美さんが決めるから」と笑った。

 放送初回から木梨と奈緒の演技に注目が集まり「本当の親子にしか見えない」と評判だ。これまではアドリブ満載のバラエティー畑で活躍していただけに「今までは台本ペラ1枚のフリースタイルでやってきたけど、ドラマはせりふがありますから。覚えるのが大変です」と苦労もある。「でも台本を間違えても全部奈緒さんが受け止めてくれる」。さながら本物の親子のように、二人三脚でクランクアップまで駆け抜けていく。(吉澤 塁)


 ◇木梨 憲武(きなし・のりたけ)1962年(昭37)3月9日生まれ、東京都出身の61歳。80年に日本テレビ「お笑いスター誕生!!」に帝京高校の同級生・石橋貴明と出場し「とんねるず」を結成。歌手、俳優、画家としても活躍。96年には「憲三郎&ジョージ山本」としてNHK紅白歌合戦に出場。今月26日に著書「みなさんのおかげです 木梨憲武自伝」を発売した。

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