「セクシー田中さん」 原作者の権利について弁護士が解説「尊重する態度が制作者側にあったのか」
2024年01月31日 17:45
芸能
一連の問題について、萩谷氏は「権利関係がどうなっていたのかどうか、非常に気になるところで、最初に出ていたドラマ化する条件、これが契約書などにきちんと落とされていて、それが制作者側と原作者側で共有されていたのかなというのが非常に気になります」と疑問を口にした。
また原作者が、原作を保護する権利として「著作者人格権」を持っていることなどを解説。「ドラマなので、完全にまったく改変しないで作るのはまず難しいと思う。そのへんを著作者側と制作者側がどれだけコミュニケーションをちゃんと取って進めていたのかな、というところにも問題があると思います」と、やりとりの経緯で生じた問題も指摘した。
萩谷氏は「最終的には原作者も脚本家もどっちも苦しむ結果になってしまって、本当に残念」と話し、「作品というのは、原作者の精神的活動から生み出されて、精神性やメッセージ性や思想性が大事に注ぎ込まれているものなんですよね。そこを尊重するという態度が、制作者側にあったのかなというところが、気になるところです」と問題視した。
◆いのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時