「男・山根」で一時代 会長辞任後、バラエティーで存在感 「奈良判定」流行語トップ10入りで激怒も

2024年01月31日 18:06

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「男・山根」で一時代 会長辞任後、バラエティーで存在感 「奈良判定」流行語トップ10入りで激怒も
2019年のインタビュー時にポーズを取る山根さん Photo By スポニチ
 アマチュアを統括する前日本ボクシング連盟会長の山根明(やまね・あきら)さんが31日午前3時50分ごろ、肺がんのため大阪市内の病院で死去した。84歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。後日「偲ぶ会」を行う予定。喪主は妻・山根知巳(ともみ)さん。
 山根さんは同連盟の不正疑惑で2018年8月、助成金の流用や過去の暴力団組長との関係が批判を受け、大阪市内で辞任を表明した。

 山根さんを告発した「日本ボクシングを再興する会」が、不正判定の存在を示す音声データ2件を公表し、動かぬ証拠を事前にちらつかせていたことが辞任へ追い込む形となった。

 追及を受けた「不正判定」はアマチュアのボクシングの試合で、山根さんの故郷・奈良県の出身の選手の判定が他県の選手よりも、審判への恫喝などにより有利になったのではとの疑惑が浮上。「奈良判定」と呼ばれ、広く知られるようになった。

 サングラス姿のコワモテで自身を「男・山根」と呼ぶ強い個性から会長辞任後はバラエティーにも引っ張りだこになり、お茶の間に存在感を示した。「奈良判定」が「ユーキャン新語流行語大賞」のトップ10入りした際には「裏が動いとる!!」と激怒していた。

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