「逃げ恥」脚本家・野木亜紀子氏 芦原妃名子さん急死受けコメント「第三者委員会の調査を入れる必要も」

2024年01月31日 12:47

芸能

「逃げ恥」脚本家・野木亜紀子氏 芦原妃名子さん急死受けコメント「第三者委員会の調査を入れる必要も」
野木亜紀子氏 Photo By スポニチ
 脚本家の野木亜紀子氏(50)が31日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死したことを受け、自身の考えをつづった。
 野木氏は、映画「図書館戦争」シリーズや、ドラマ「空飛ぶ広報室」、「逃げるは恥だが役に立つ」など、原作のある映像化のヒット作品を手がけているほか、ドラマ「アンナチュラル」、「獣になれない私たち」、「MIU404」などオリジナル作品も執筆している人気脚本家。

 野木氏は「日テレドラマ『セクシー田中さん』の件。この数日、方々に訊いてはみているものの、まだ判然としない点も多く、付随する問題の論点が多岐に渡るため、どこから触れていいのかわからない」と投稿し「こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない。これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない」と、ショックを記した。

 日本テレビの説明については「いずれにしても日テレのコメントは、第二弾が出てもなお、あまりにも足りていない」と自身の見解を記し「本来、日テレと小学館の間で話し合い納めるべきだったところがなぜここまでのことになってしまったのか。いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない」と指摘した。

 「誠実であろうとしたために亡くなられた芦原先生のためにも、原作読者・ドラマ視聴者に対しても、これで終われるはずがないし、大きなショックを受けているであろうドラマ出演者や関わった人たちに対しても、日テレには誠実であってほしいです。起きてしまったことに対しての姿勢が問われています」と考えを記した。

 芦原さんは今月26日に更新した自身のXで、「セクシー田中さん」の脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたとしていた。29日に栃木県内で死亡しているのが見つかった。自宅から見つかった遺書に失踪理由が書かれていたとして、警察は自殺を図ったとみて調べている。

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