落語芸術協会 新真打3人お披露目 山遊亭金太郎 前師匠の残した亭号「山遊亭」育てる!

2024年03月01日 07:40

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落語芸術協会 新真打3人お披露目 山遊亭金太郎 前師匠の残した亭号「山遊亭」育てる!
<落語芸術協会 真打昇進披露記者会見>会見に臨んだ(左から)松林伯知、山遊亭金太郎、雲龍亭雨花 Photo By スポニチ
 落語芸術協会が29日、都内で真打昇進披露記者会見を行った。会見では春雨や風子改メ雲龍亭雨花(年齢非公表)、山遊亭くま八改メ山遊亭金太郎(44)、神田真紅改メ松林伯知(年齢非公表)が意気込みを語った。
 雨花はシングルマザーとして2008年に春雨や雷蔵(73)に入門。2年前に一度真打昇進を見送られ、今回念願の昇進となった。「落語界の昇り龍になりたい。雨花のイメージはあじさいです。花が咲くように、皆さんの笑顔がほころぶ落語家になりたい」と名前にちなみ意気込みを語った。

 金太郎は現在ただ一人の「山遊亭」を名乗る落語家だ。19年に亡くなった前師匠で先代の金太郎からは「山遊亭を残してくれ」と言葉を残されており、この日も「もっと僕が頑張り、“漢数字の三かな、山かな?”と考えてもらえるように亭号を育てていきたい」と気合を入れた。「バームクーヘンのような年輪のある芸人になりたい」と今後目指していく芸人像についても口にした。

 伯知は演芸誌の編集者から講談の世界に足を踏み入れ、09年に神田紅に入門した。紅が「国会図書館が友だち」と評する程の歴史好きで、新選組を敬愛する。名跡は明治期から新講談で名をはせた初代、活動弁士の花形としても活動した2代目が名乗った「松林伯知」を襲名。「三代目として新選組を題材とした講談を作って、連続ものとして後世に残したい」と今後の展望についても語った。

 落語芸術協会の披露興行は5月1日に新宿末広亭を皮切りに7月20日まで5会場を回る。なお伯知は日本講談協会にも所属しているため、3月14日に泉岳寺講談会、22日と23日に東京・お江戸上野広小路亭で披露興行を行う。

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