仲宗根美樹さん死去 79歳肺がん 「川は流れる」大ヒット 紅白5回出場「沖縄の歌姫」
2024年03月01日 04:30
芸能
仲宗根さんが所属した日本歌手協会によると、2022年ごろから肺気腫を患い、自宅療養。20日に肺疾患発作で緊急搬送され、最期は亜紀さんが見守り旅立った。仕事は17年に出演した「徹子の部屋」(テレビ朝日)が最後だったが、例年行われている歌手協会のステージには「元気になったらね」と再び立つ意欲も見せていたという。
1961年に歌手デビューし、同年発売した「川は流れる」が100万枚を超える大ヒットとなり、人気を集めた。ルーツの沖縄ソングや島唄である「島育ち」「奄美恋しや」「永良部百合の花」を次々にヒットさせ、沖縄シンガーとしての地位も確立。NHK紅白歌合戦に5回出場した。71年に結婚で芸能界を引退。実業家に転身し、自らが経営する銀座のクラブのママとしても有名だった。
▼田辺靖雄(歌手・日本歌手協会会長)華やかな方でした。「川は流れる」はエキゾチックなフィーリングと独特の声が印象的でした。歌手協会の「歌謡祭」などで時々「川は流れる」を歌っていただきうれしかったものです。
▼園まり(歌手)東洋音楽学校の同級生です。番組の公開録音で一緒になり、客席から美樹ちゃんにばかり花束が来てね。私はまだ売れてないから一つも来なくて。そうしたらステージ上で美樹ちゃんが私にその花束を一つくれてね。優しい人でした。もっともっと一緒に歌ったりしゃべったりして80代を迎えたかった。