森永卓郎氏 ギャンブル依存症の心理を解説「快楽、スリルに魅入られると普通の暮らしってできなくなる」

2024年03月25日 14:39

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森永卓郎氏 ギャンブル依存症の心理を解説「快楽、スリルに魅入られると普通の暮らしってできなくなる」
経済アナリストの森永卓郎氏 Photo By スポニチ
 がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(66)が、25日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。ドジャース・大谷翔平投手(29)の専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題について解説した。
 森永氏は、スポーツ専門局ESPNが「水原氏は“自分がギャンブル依存症であり、泥沼にハマってしまった。抜け出すためにもっと大きな金額を賭け、雪だるま式に負け続けた”と話した」と報じたことを紹介し「ウソついてるんじゃないかって説もあったんですけど、私は本当だと思うんです。私は周りでギャンブル依存症を見てきた立場なので」と語った。

 そして「依存症の人っていうのは、負けが続くと、それを取り戻そうとして、もっと大きなお金を賭けるっていう特徴があるんです。私がもう20数年付き合っている、某局の某アナウンサーは、例えば競馬で1レースから9レースまで負け続けても、最後、最終10レースに全部取り返せる分だけドーンとつっこんで、借金が山のように増えて、こわ~いお兄さんが会社に来るみたいなことが起こっていたんですね」と話した。

 こうした心理について「人間っていうのは、そういうもんなんです。別にちゃんと給料もらってるわけですから、生活はできるんだけれども、人間が欲しいものって2つあって、安楽っていうのと、快楽っていう2つあるんです」と説明。

 「安楽っていうのは、何一つ不自由のない暮らしが安楽なんですけど、それよりももっと人間を虜にするのが、快楽、スリルなんです。ここに魅入られてしまうと、もう普通の暮らしってできなくなってしまうんです」と伝えた。

 「バカだなーって思う人いると思うんですけど、人間誰でもそうなる可能性があるわけです。しかも、ギャンブル依存症には治療薬がない。周りの人間が抑えてあげるしかないんです」と注意喚起した。

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