森永卓郎氏 ギャンブル依存症の心理を解説「快楽、スリルに魅入られると普通の暮らしってできなくなる」
2024年03月25日 14:39
芸能
そして「依存症の人っていうのは、負けが続くと、それを取り戻そうとして、もっと大きなお金を賭けるっていう特徴があるんです。私がもう20数年付き合っている、某局の某アナウンサーは、例えば競馬で1レースから9レースまで負け続けても、最後、最終10レースに全部取り返せる分だけドーンとつっこんで、借金が山のように増えて、こわ~いお兄さんが会社に来るみたいなことが起こっていたんですね」と話した。
こうした心理について「人間っていうのは、そういうもんなんです。別にちゃんと給料もらってるわけですから、生活はできるんだけれども、人間が欲しいものって2つあって、安楽っていうのと、快楽っていう2つあるんです」と説明。
「安楽っていうのは、何一つ不自由のない暮らしが安楽なんですけど、それよりももっと人間を虜にするのが、快楽、スリルなんです。ここに魅入られてしまうと、もう普通の暮らしってできなくなってしまうんです」と伝えた。
「バカだなーって思う人いると思うんですけど、人間誰でもそうなる可能性があるわけです。しかも、ギャンブル依存症には治療薬がない。周りの人間が抑えてあげるしかないんです」と注意喚起した。