熊本国府の野田主将は中学時代に亡くなった父方と母方の両祖父の思いも背負って戦った
2024年03月25日 19:32
芸能
野田は野球バッグにアクセサリーとブレスレットを忍ばせていた。中学時代に亡くなった父方と母方の両祖父の形見だ。熊本西時代に甲子園に出場した兄の侑(あつむ)さんから託されていた。生前はよく可愛がってくれ、応援してくれていた。試合前には形見を握りしめて力をもらった。「最後までよろしくという形で戦った。おじいちゃんの思いだったりに応えられなかったのは悔しい」と唇をかんだ。
主将として臨む最後の夏が待っている。野田は「自分だけじゃなくみんなが悔しい思いをしている。きょうだけで忘れるのではなく、きょうの悔しさを頭に入れて、この舞台で借りを返せるようにしたい」と誓って甲子園を後にした。