ジブリ社長の日テレ専務、「君たちは…」が北米に受け入れられたワケ「3つに集約される」

2024年03月25日 17:35

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ジブリ社長の日テレ専務、「君たちは…」が北米に受け入れられたワケ「3つに集約される」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 日本テレビの定例社長会見が25日、東京・汐留の同局で行われた。同社が子会社化した「スタジオジブリ」の作品「君たちはどう生きるか」が第96回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞したことに言及した。
 「君たちはどう生きるか」は、戦時中の日本が舞台で、火災で母親を失った少年がアオサギに導かれて不思議な世界に迷い込む冒険ファンタジー。宮崎駿監督の「風立ちぬ」以来10年ぶりの新作長編。今作で宮崎監督は「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり2度目のオスカーとなった。

 「スタジオジブリ」の社長を兼務している福田博之取締役専務執行役員は現地に赴き授賞式にも出席したといい、「想像していたより、スタジオジブリ、宮崎駿、鈴木敏夫の知名度が高いと実感しました。どこにいっても普通に個人名、会社名が出てくることに驚きました」と語った。

 「地元の映画関係者やメディアの方に逆になぜ『君たちはどう生きるか』がこれだけ北米で受け入れられたのか質問を何度かしてみた」とし、「3つに集約されたと思っている」と明かした。

 「1つは、久しぶりの宮崎駿作品。『風立ちぬ』以来10年ぶり。手書きのアニメを徹底的に追求している宮崎駿が10年ぶりに映画を作った」と分析。「それと、見てみたけど理解出来ない部分はあるんだが、強烈なパッションを感じた。圧倒されたという印象を持った人が多かったという印象がある。それから2020年から北米ではHBOが配信している。これによる知名度の上昇。誰もが知るようになって新作を見てみたいという気持ちになったという方が多くいました」と説明した。

 「いずれにしましても受賞は大変喜ばしいことだと思います。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

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