竹中平蔵氏「スーパースター内閣」にネット否定的 進次郎氏、河野氏らの人選に「ポピュリズム内閣」の声

2024年04月08日 18:27

芸能

竹中平蔵氏「スーパースター内閣」にネット否定的 進次郎氏、河野氏らの人選に「ポピュリズム内閣」の声
竹中平蔵氏 Photo By スポニチ
 元総務相で経済学者の竹中平蔵氏(73)が5日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に出演し、自民党の派閥にとらわれない“スーパースターチームの内閣”を提案する場面があった。
 番組では、自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り関係議員ら39人の処分を決めたニュースを取り上げた。竹中氏は「政党法」がないことが問題の根本だと指摘し、「ガバナンスの基礎がないから、個別問題がいっぱい起きてる。今後も起きますよ。だから政党法を作れ、と」とコメント。政党法は1970年代の大平内閣で議論に上がっていたとし、「そういうことをちゃんと議論しないと、処分が重い軽いだけの議論に終わったらまた(問題が)繰り返される」と話した。

 今回の問題は自民党内の「露骨な政治闘争」だとし、「遺恨がすごい残ると思いますよ」と予測。「自民党の中って派閥がなくなったでしょ。ガバナンスがない状態を保っていたのが、派閥がお互いにけん制し合うというガバナンスだった。それがなくなったから総理がすごい強くなっちゃう。これはガバナンスがない一件で、旧派閥の人からすごい恨みが出てきている」と内部事情を明かした。

 竹中氏によると、派閥の均衡が崩れた結果、岸田文雄首相に力が集中して「スーパーパワー」を持つことになったという。「スーパーパワーを持ってるなら、やるべきことは一つありますよ」と前置きして「派閥の均衡を気にしなくていい、スーパースター、スーパーチームの内閣を作ることです」と首相に“提言”。

 具体的な人選として「例えば小泉進次郎さんを幹事長にして河野太郎を官房長官にして木原誠二さんを政調会長に。それで生まれ変わった自民党を見てくれ、という形で」と知名度の高い政治家たちの名前を挙げて提案。「そうすると本当に政治が動くから。(岸田首相が)どうせ力を発揮するのなら、処分ではなくてそういうところで力を発揮してほしい」と持論を語った。

 放送後、「スーパースター内閣」発言が拡散されると、SNSでは否定的な声が続出。「国民は求めていない」「ポピュリズム内閣ですね」「国がもっとおかしくなる」「実現したら日本終了」「国民が求めているのは知名度じゃない。政治家としての実力」「抜てきするなら無名でも力のある若手にすべき」など批判するコメントが多数だった。

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