藤井叡王 タイトル戦15連勝「充実した将棋を指せた」 大山15世名人の歴代最多記録まであと2
2024年04月08日 05:00
芸能
同じ勝利でも、熱戦を制してこそ達成感は伴う。勝利を確信できたのは長く2筋で休眠状態だった飛車に活が入った95手目以降。6筋へ転回させ、伊藤に取らせる間に寄せへの道筋を付けた。昨年8月31日、王座戦第1局で敗れたのを最後にタイトル戦連勝を15へ伸ばし、大山康晴15世名人の歴代最多17に接近した。
石川県加賀市での第2局(20日)の前には、豊島将之九段(33)を挑戦者に迎える名人戦が10日開幕する。「ここから対局が続く。体調に気をつけて頑張っていきたい」。史上初の全8冠を独占した昨年度に続く、新たな一年を好発進した。