飲酒トラブルのウエストランド　自宅で太田光が諭した世界的有名人の酒にまつわる失敗エピソードとは

2024年05月01日 06:25

芸能

飲酒トラブルのウエストランド　自宅で太田光が諭した世界的有名人の酒にまつわる失敗エピソードとは — 「爆笑問題」太田光 Photo By 提供写真

　今月20日にタクシー運転手とトラブルを起こした、お笑いコンビ「ウエストランド」の河本太（40）が緊急生出演することになったTBSラジオ「JUNK　爆笑問題カーボーイ」（火曜深夜1・00）が30日深夜、放送された。

　番組の公式X（旧ツイッター）が29日、「4月30日（火）深夜1時～火曜JUNK『爆笑問題カーボーイ』は、急遽生放送になりました！ゲストに、ウエストランドの2人もやってきます」と報告。河本にとってこの日のラジオがトラブル発覚以降、初めての生番組となり、その発言が注目されていたが、番組では事務所の先輩でもある爆笑問題の太田光（58）が、今回の騒動を振り返った。

　トラブルについては「文春オンライン」が23日、JR品川駅付近の路上で20日夜にタクシーを待っていた河本がタクシーの車体を蹴り上げ、注意に出てきた運転手とトラブルになったと報じた。

　所属事務所「タイタン」の太田光代社長によると、トラブルを受けて、22日にウエストランドの2人を自宅に呼び、マネジャー、たまたまいた太田光を交えて緊急会議を開催。会議出席者の全員が河本の振る舞いに憤慨していたといい、内容は明かせないというが、太田が自身の思いを河本に伝えたという。その様子を見ていた光代社長は「河本は真剣に聞いて受け止めてました。一緒にいた井口もうなずいていました」と語っていた。

　番組では、その緊急会議で太田が河本に対して、酒で失敗した著名人の例を紹介。井口が「色々な話をしていただいて。やっさん（横山やすしさん）はこうだった、タイガー・ウッズだって色々あったとか、クラプトンも…」と振り返り「ちょっと大物過ぎて。全然、こいつとは違うんです」と笑った。

　太田は「お酒をやめると言っても、なかなかやめられない」として例を挙げたのが世界的なミュージシャンのエリック・クラプトン。かつてはヘロイン中毒で、克服した後もアルコール依存に陥り、生死の境をさまよったこともある。太田は「あの人も薬をやって、更生施設に入った。それで伝記に書いてあったけど、一番、苦労したのはお酒。だってシャバに出てくると、酒は合法だから買えちゃう。誘惑だらけで、一番やめるのが大変なのは酒なんだ」というエピソードを紹介したが、「お前はエリック・クラプトンじゃねえもんな」と笑った。

　番組で河本は断酒を約束。また、河本と一緒に太田も「警察署の方で喧嘩両成敗ということなので。事件化されなかったということは不幸中の幸いという言葉が適切かどうかわかりませんけれども、喧嘩両成敗で済ましていただいておる状態ですので、一つ申し訳ありませんということで…私からも本当に申し訳ありません」と謝罪。さらに、相方の井口も「リスナーの方々も楽しい放送の時間にすいません。本当にみなさん、ご迷惑をおかけしてすいません」と謝った。

　トラブルの発端は、タクシー乗り場ではない場所にいた河本が、客を降ろしたタクシーに乗せてもらおうとしたが、ドアが閉じたことで、乗車拒否されたと勘違いし、車体を蹴ってしまったという。河本は当時、酒に酔っていて、降りてきた運転手ともみ合いになり、腕にかみつくなどした後で運転手に押さえつけられるなどして歯が3本折れた。その後、駆けつけた警察官に2人とも連れて行かれ、警察署で事情聴取を受けたが事件化にはならず、双方が納得する形で「けんか両成敗」という状況になった。

　河本は顔に傷ができていたため、表に出る仕事をしている以上、醜い姿では出られないとし、メイクなどで傷を薄くできるようになれば復帰するとしていた。河本に腕をかまれるなどしたタクシー運転手に対して、光代社長は「早くケガが治られることを願っています。治療費も完全に補償させていただきます」とし「申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を述べていた。