坂東玉三郎「見た目の美しさと、音楽の心地よさを…」 「阿古屋」京都南座で6月12日から特別公演

2024年05月01日 17:50

芸能

坂東玉三郎「見た目の美しさと、音楽の心地よさを…」 「阿古屋」京都南座で6月12日から特別公演
京都南座での特別公演に向け取材会に臨んだ坂東玉三郎 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(74)が1日、京都市内で6月12日に南座で開幕する「坂東玉三郎特別公演」(26日まで)の取材会を行った。
 女形最高峰のひとつ「阿古屋」の名で親しまれる「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」の三段目に、その解説と口上を付ける。胡弓(こきゅう)、三味線、琴の3曲を実際に舞台上で演奏しながら、繊細な心情を表現する難役で同劇場では5年ぶりの再演。

 大きなクジャクの刺繍が特徴の華やかな衣装も見どころで「カツラは2キロできかないかな。(衣装は)多分25キロぐらい。今度計ったらお知らせします」と笑わせた。

 劇場では登場の場面から客席の静寂が伝わるような緊張感が漂うが「オペラグラスで見てほしくない年なんですけど…」と謙遜しながら「見た目の美しさと、音楽の心地よさを感じて頂けたら」とアピール。「初めて見る方も口上と解説があるから大丈夫。たとえ細かい内容は分からなくてもいいんじゃないですかね。僕は歌舞伎をそう受け取っています」とほほえんだ。

おすすめテーマ

2024年05月01日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム