2000年代「TSUBAKI」CMが大注目 なぜ? 三浦瑠麗氏が分析「あの頃がよかったと思う人は…」

2024年05月14日 10:13

芸能

2000年代「TSUBAKI」CMが大注目 なぜ? 三浦瑠麗氏が分析「あの頃がよかったと思う人は…」
三浦瑠麗氏
 国際政治学者の三浦瑠麗氏(43)が14日、自身のX(旧ツイッター)を更新。SNSで今、話題を集めている2000年代の資生堂「TSUBAKI」CMについて、私見を記した。
 大きな反響を呼んでいるのは、2006年に発売された「TSUBAKI」のテレビCM。女優・杏や蒼井優らを起用し、「SMAP」の楽曲「Dear WOMAN」が流れる映像が「懐かしい」「あの頃、素敵だったよね」と瞬く間に話題となった。

 三浦氏も「TSUBAKIのCMが懐かしまれたり、貶されたりと忙しい」と言及。「あの頃(2000年代)がよかったと思う人は当時若くて未来に期待をよせ輝いていたということだし、自分の当時といまの境遇を重ねているにすぎない」と私見を述べ、「アラフォーからアラフィフの人たちは、この20年で大きくキャリアが変わり、子どもを産んだり産まなかったり、結婚したり別れたり。若い美しさと華やかさが落ち着いて、別のファッションとスタイリッシュさを求めるようになったり。これは全て本人の人生の生きやすさ、生きにくさのはなし」と分析した。

 その上で「でも、時代性というのは別にある。当時、アジアの台頭ということが好感をもって言われており、成長した中国はまだまだあたたかい眼差しで見られていて、そして美容業界はみんなわたしたちの顔立ちとはかけ離れた白人モデルばかりだった。そこに、日本の美、つまりアジアンビューティの概念を導入したのがこのCM。起用した女優は、まずはインパクト重視で黒髪イメージの強い整った美の人々を。それを何人も同時に登場させることで、その人の美しさにとどまらない総合的なアジアンビューティを演出した」と、CMの意図を指摘した。

 「注目されたのちは、高級志向で背伸びをしたい若い子にアピールするため蒼井優さんなどを起用、そして年齢層も広げて定着させていった。えびちゃんもゴージャスだが、ボブヘアの水原希子さんの海外ロケでのグローバルな強い女性イメージも忘れ難い」とし、「個人的にはそのあと、シャンプーリンスの成分からシリコンを抜くナチュラル化の流れがきたのが正解で、健康と美のためには髪の部分より頭皮ケアこそが最適と思うけれど。。。わたしが20年近くずっと使っているのはルネフルトレール」と自身の愛用品も紹介。

 「CMは成分より世界観を打ち出すもの。あの世界観は、アジアが牽引する未来に希望があった時代の象徴なのでした」とした。

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