清原博氏「憲法違反の恐れがあるような対応」水谷一平容疑者の罪状認否で異例の報道陣シャットアウト

2024年05月15日 15:40

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清原博氏「憲法違反の恐れがあるような対応」水谷一平容疑者の罪状認否で異例の報道陣シャットアウト
清原博弁護士 Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が15日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演。大谷の口座から1600万ドル(約25億2700万円)以上を不正送金したとして、銀行詐欺容疑などの罪に問われた元通訳の水原一平容疑者(39)の罪状認否が14日(日本時間15日)に行われた。その中で裁判所がメディアの法廷入室を禁止した異例対応についてコメントした。
 水原容疑者はこの日、罪状認否のためカリフォルニア州の連邦地裁に出廷。約50人のメディアが傍聴を希望していたが、審理の直前に、裁判所がメディアについて安全上の問題があり対応できないとし、入室を拒否される異例の展開となった。メディアは急きょ、隣の法廷に移動させられ、映像なしの音声のみの傍聴となり、抗議の声が上がった。裁判は公の場で行われることが原則となっており、前代未聞の対応に「憲法違反だ」とする現地メディアの声もあったという。抗議は受け入れられることなく、裁判はスタートした。

 裁判所の対応について、清原氏は「こういう対応はあまり聞かないですね。法廷内にメディアを入れることがあって、写真撮影は禁止されているので、写真撮影はダメですよというのは分かるんですけど、メディアをそもそも法廷に入れない、隣の部屋に行ってください、音声だけですよというのは、あまりにもやりすぎ。憲法違反という話もありましたが、その恐れがあるような対応」と異例であると指摘。

 「おそらく今回対応した罪状認否を扱う裁判官はメディア対応が不慣れだったのかなと。ちょっとやりすぎたような対応をしてしまったような感じも見受けられますね」と私見を述べた。

 また、裁判所への出入りの際に報道陣の質問に無言を貫いた水原容疑者についても言及。担当弁護士のマイケル・フリードマン氏について「ハリウッドセレブなど有名人を弁護している非常にメディア対応に慣れた弁護士。ですから、(歩く)姿をカメラで撮られることは望んでない」と分析。4月の初出廷では裁判所への出入りが全く分からなかったことを引き合いに出し、「(前回は)うまくやったんですけど、そのためには裁判所の協力が必要。今回は正面玄関で普通の一般の人が入る形にしかできなかった。これはもう裁判所の協力が得られなかったということ。前回は特別扱いしたけども、今回以降はもうやりませんよ、普通に正面玄関から入ってくださいとなると、どうにもならない。(弁護士は)ああいう姿を撮らせたくなかったけど仕方ない。撮らせるけども、色んな質問があっても一切答えないように弁護士と示しを合わせていると」と解説した。

 「大谷選手への謝罪の言葉くらい、させてあげればいいんじゃないか、私でもそう思います」とした上で、「大谷選手に謝罪するんだったら、メディアを通して謝罪する必要はないんですよね。大谷選手や弁護士に対してやればいいのであって、メディアに対していうことはないと思う。おそらくやるとしたら、日本のファンとか今まで応援してくれた色んな人に対しての謝罪の気持ちは、どこかで述べるタイミングはあると思うけども。それはこの裁判が決着したあとに述べる機会があるのであって、今は裁判が決着してませんから。メディアを通して一般的なファンの方とかに対する謝罪や気持ちを述べるというのは、今ではないですよ」とコメントした。

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