中村獅童 歌舞伎を辞めたいと思った過去告白 子役時代に年下にも追い抜かれ…「それが理解できた時に」

2024年05月29日 16:55

芸能

中村獅童 歌舞伎を辞めたいと思った過去告白 子役時代に年下にも追い抜かれ…「それが理解できた時に」
中村獅童 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の中村獅童(51)が28日放送のNHK総合「ワルイコあつまれ」(火曜後11・00)に出演し、過去に歌舞伎を辞めたいと思ったことを告白した。
 獅童の父・小川三喜雄さん(2008年死去)は三世中村時蔵の三男として生まれ、初代中村獅童として歌舞伎俳優の道を進んだが、幼くして引退。その後、東映に入社し、映画プロデューサーとして活動した。

 獅童は8歳で初舞台を踏み、「主役をやりたい。獅童の名前を大きくしたい」と夢を持っていたが、後ろ盾もなく大きな役がなかなかつかない。「群衆とか大勢の役ばかりだったので、やっぱりいい役をやっていきたいという中で、外の世界にチャンスを求めた」と映画やテレビの世界に活路を見出して現在の活躍につなげた。

 番組の人気コーナー「子ども記者会見」で子ども記者から「歌舞伎を辞めたいと思ったことはありますか?」と聞かれると、獅童は「ありますよ」と即答。「子役時代一緒にスタートしても、周りにいる子たちがどんどん自分を追い抜いてどんどんいい役をやってて、自分がいつも下の役。それがどういうことかっていうのが理解できた時に、いわゆる父親が(歌舞伎の世界に)いないという…あこがれで始めて周りにも子供たちがいて同じスタートだったにもかかわらず、もっと下の子にもどんどん追い抜かれていって、役がなかなかつかなくなった時に辞めた方がいいかなって思ったこともある」と子供時代を振り返り当時の心境を明かした。

 それでも歌舞伎を辞めなかったのは「夢があった」からだという。「主役をやってみたいとか、父親がいなくても主役を取れるような今までにはいなかったような役者になりたいとか、時代を切り開いていきたいとか、そういう思いがあったから今日までやってきた」と語りつつ、「何かつまずきそうになった時には辞めたいなと思うことも正直ありましたよね」と振り返っていた。

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