井上尚弥が練習再開 グッドマン戦消滅危機も「誰が相手でも強さを見せるという意味では変わりはない」 

2024年05月29日 19:21

芸能

井上尚弥が練習再開 グッドマン戦消滅危機も「誰が相手でも強さを見せるという意味では変わりはない」 
<井上尚弥練習公開>練習を公開した井上尚弥(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が29日、横浜市内の所属ジムで次戦に向けて本格的な練習を再開した。「(次戦への)土台をつくっていくというところになる」とシャドーボクシングとサンドバッグ、ミット打ちを2ラウンドずつ披露した。
 今月6日、34年ぶりの東京ドーム興行で挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)戦に6回TKO勝ちし4本のベルトの防衛に成功してから約3週間が経過。「精神的な疲れがあったと思うので、何も考えずに過ごした。自分の感じていないところでのストレスをフラットにした」と試合後は家族と過ごし、心身ともにリフレッシュした。

 次戦は9月に首都圏でWBO、IBF同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との対戦が濃厚とみられていた。一方でグッドマンをプロモートするNo Limit Boxingが29日、グッドマンが7月10日に地元オーストラリアのウロンゴン・エンターテイメント・センターでWBC世界同級8位チャイノイ・ウォラウト(26=タイ)と同級12回戦を行うと発表した。

 試合間隔から9月に試合を行う可能性は事実上消滅。井上尚の所属ジムの大橋秀行会長は「まだ交渉の余地は残しているが、どうなるか分からない。聞いたことないよね」と指名挑戦者の“対戦拒否”に不満顔。ネリ戦後にグッドマンをリングに招き入れ、対戦を呼びかけた井上尚は「あれは自分が先走ってしまった。試合前に聞いていた話と誤解があってリングに上げたが、どうやら全然違った。ボクシングあるあるだな、という感じ」と苦笑い。続けて「右(構え)か左(構え)かだけ何となく分かればスパーリングもやりやす。本格的に相手をイメージして詰めていくのは1カ月半、1カ月前。まだ全然焦りはない」と余裕の対応を見せた。

 次戦は不透明だが、相手候補には元IBF世界同級王者でWBO世界同級2位のT・Jドヘニー(37=アイルランド)が急浮上。26勝20KO4敗で、ここ3戦は大橋ジム興行に出場して3連続KO勝利中だ。井上尚は「もう誰でもいい。ドヘニーも一つの対戦候補として頭の隅にはあるが、自分は今フラットな状態。誰が相手でも強さを見せるという意味では変わりはない」と4団体統一王者としての風格を漂わせた。

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