「かしまし娘」正司照枝さん死去 「急性心臓死」とは 突然死の中で最も多く、短時間で急変のケースも

2024年07月10日 18:59

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「かしまし娘」正司照枝さん死去 「急性心臓死」とは 突然死の中で最も多く、短時間で急変のケースも
正司照枝さん Photo By スポニチ
 姉妹漫才トリオ「かしまし娘」の次女、正司照枝(しょうじ・てるえ)さんが8日に急性心臓死のため大阪府の自宅で死去したことが10日、分かった。91歳。北海道出身。今年1月には長女の歌江さんが亡くなったばかりだった。
 東京都監察医務院の公式サイトによると「急性心臓死」は突然死の中で最も多い。

 大半は臓器への血液供給が減少し、酸素や栄養がいきわたらない「虚血」の状態に陥る「虚血性心疾患」だという。

 虚血性心疾患は心臓の動きが悪くなることで、胸痛や嘔吐、腹痛などの症状から始まり、次第に発汗が強くなる。

 また、短時間で急変して死亡するケースもある。1分以内で急変する場合が多い。歩行中や安静時、就寝中などに突然失神し、いびきや悲鳴のようなうめき声を出したり、口から泡をふくこともある。このような場合はすぐに救急搬送しても蘇生はまれで、救命は難しいとされる。

 危険因子としては高血圧、糖尿病、高脂血症が挙げられ、喫煙、肥満、運動不足なども要因になる。生前に自覚症状があれば治療で進行を食い止めることもできるが、事前に発見できない場合は予防が難しい。マメな血圧測定や塩分過多を防ぐ、ストレスを避けるなどの日常生活での予防がポイントになる。

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