大島育宙「バラダン」生出演 撮影現場での「インティマシー・コーディネーター」起用問題、持論語る

2024年07月10日 23:09

芸能

大島育宙「バラダン」生出演 撮影現場での「インティマシー・コーディネーター」起用問題、持論語る
大島育宙 Photo By スポニチ
 東大卒のお笑いコンビ「XXCLUB」の大島育宙(31)が10日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)にコメンテーターとして生出演し、女優・奈緒(29)主演の映画「先生の白い嘘」で、性的描写の撮影の際に監督と俳優の間に入って身体的・精神的にサポートする「インティマシー・コーディネーター」を導入しなかった件について持論を語った。
 同作をめぐっては、性的描写の撮影の際に監督と俳優の間に入って身体的・精神的にサポートする「インティマシー・コーディネーター」を導入するかどうか、奈緒と三木康一郎監督の間で協議が行われ、奈緒は希望したものの、最終的に三木康一郎監督は導入しない決断をしたという一部報道があった。

 大島はインティマシー・コーディネーターは海外で作られた資格のため「日本で資格をクリアされている方がまだ2人しかいない。日本の業界で供給が全く追いついていない」と説明した。

 さらに「そもそも、監督が間に人を入れたくなかった、っておっしゃっているのは、映像の作り手として全部やりたいという、監督の手腕として、もちろん気持ちとしては出てくるんだと思うんですよね。だけど監督が“全部コントロールしたい、人を間に入れたくない”っていう気持ちがあるからこの役職があるのであって、それは大前提なんですよ。でも、それでコントロールしちゃうと人権が侵害されちゃう部分があるから、必要な仕事なんですよっていうことを、事務所さんなりなんなりが、もう一押しした方が良かったんじゃないかと思う」と語った。

 続けて「監督の気持ちが批判されているけど、監督の気持ちは作り手の気持ちで、まず自然にあるもので、それに抗うための説明と、業界全体の理解が足りなかった。監督一人を責めても意味がないと思う」と語り「これを機会にインティマシー・コーディネーターという職業の理解がもっと進めばいいなと思う」とした。

 MCのふかわりょうも、演技する側が「私は何でもできます、を美徳にしない方がいいですよね」と言うと、大島は「たまたま監督と女優さんの信頼関係でできちゃったものが名作になった時に、この作品はこうなんだからっていう風な先例になっちゃうと、ほかの人がそれに従わなきゃいけないのか、ってなってきてしまう。観客のメンタルのために必要」と力説した。

 女優の遠野なぎこも「オファーを受ける前にこの契約をしないとダメですね。後から言っているんじゃ遅いから、ICを入れますよっていう状態でオファーを受けるというのがないと、成立しないという業界にならないとダメです」と語った。

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