大島育宙「バラダン」生出演 撮影現場での「インティマシー・コーディネーター」起用問題、持論語る
2024年07月10日 23:09
芸能
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大島はインティマシー・コーディネーターは海外で作られた資格のため「日本で資格をクリアされている方がまだ2人しかいない。日本の業界で供給が全く追いついていない」と説明した。
さらに「そもそも、監督が間に人を入れたくなかった、っておっしゃっているのは、映像の作り手として全部やりたいという、監督の手腕として、もちろん気持ちとしては出てくるんだと思うんですよね。だけど監督が“全部コントロールしたい、人を間に入れたくない”っていう気持ちがあるからこの役職があるのであって、それは大前提なんですよ。でも、それでコントロールしちゃうと人権が侵害されちゃう部分があるから、必要な仕事なんですよっていうことを、事務所さんなりなんなりが、もう一押しした方が良かったんじゃないかと思う」と語った。
続けて「監督の気持ちが批判されているけど、監督の気持ちは作り手の気持ちで、まず自然にあるもので、それに抗うための説明と、業界全体の理解が足りなかった。監督一人を責めても意味がないと思う」と語り「これを機会にインティマシー・コーディネーターという職業の理解がもっと進めばいいなと思う」とした。
MCのふかわりょうも、演技する側が「私は何でもできます、を美徳にしない方がいいですよね」と言うと、大島は「たまたま監督と女優さんの信頼関係でできちゃったものが名作になった時に、この作品はこうなんだからっていう風な先例になっちゃうと、ほかの人がそれに従わなきゃいけないのか、ってなってきてしまう。観客のメンタルのために必要」と力説した。
女優の遠野なぎこも「オファーを受ける前にこの契約をしないとダメですね。後から言っているんじゃ遅いから、ICを入れますよっていう状態でオファーを受けるというのがないと、成立しないという業界にならないとダメです」と語った。