羽生九段 B級1組で初黒星 糸谷八段に119手で2勝1敗 銀捨ての勝負手も来期A級復帰へ小休止

2024年08月01日 21:42

芸能

羽生九段 B級1組で初黒星 糸谷八段に119手で2勝1敗 銀捨ての勝負手も来期A級復帰へ小休止
羽生善治九段 Photo By スポニチ
 将棋の羽生善治九段(53)が1日、大阪・関西将棋会館で第83期名人戦B級1組順位戦の糸谷哲郎八段(35)との3回戦に臨み、119手で敗れた。両者2勝1敗となった。
 B級1組は13人が年度を通じて総当たりで12局ずつ指し、藤井聡太名人(22)=王将など7冠=への挑戦権を争うA級への昇級2枠を争う。羽生は1回戦で佐藤康光九段(54)、2回戦で大石直嗣七段(34)に勝利したが3回戦で初黒星を喫した。第80期以来のA級復帰へストップがかかった。

 先後は開幕前、糸谷の先手に決まっており、戦型は角換わりへ進んだ。糸谷は金矢倉、羽生は銀矢倉を築くと、羽生が9筋へと金を作るために72手目、歩切れの状態から糸谷の飛先の歩を守り駒の銀で取るという勝負手を繰り出した。

 その後と金は作ったが、糸谷に渡した銀を守りに活用されて攻めを受け止められ、望みなしとみて午後8時28分に投了した。糸谷は持ち時間6時間から1時間59分、羽生は55分を残す早い終局となった。

 羽生は4回戦で斎藤慎太郎八段(31)、糸谷は大橋貴洸七段(31)と対戦する。

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