池波志乃 中尾彬さんがくれた眼鏡を「連れてきた」 最愛の夫の死後、初の公の場「あまりにも急に逝って」

2024年09月01日 05:00

芸能

池波志乃 中尾彬さんがくれた眼鏡を「連れてきた」 最愛の夫の死後、初の公の場「あまりにも急に逝って」
中尾さんに買ってもらったメガネをかけてトークショーに臨んだ池波志乃(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 女優の池波志乃(69)が31日、都内で「第24回JAPANドラッグストアショー」のトークショーに出席した。5月16日に夫で俳優の中尾彬さん(享年81)が心不全で亡くなってから初の公の場。「ちょっとしたら“ただいま”って帰ってきそうな気がする」と癒えぬ悲しさをのぞかせた。
 最愛の夫をみとってから115日。池波は「ねじねじ(と呼ばれるスカーフ)が有名だけれど実は眼鏡マニアで、数えたら100本くらいあった。私にも買ってくれて、連れてきてあげようかなと思い、中尾さんにもらった眼鏡を着けてきました」と、衣装に合わせ昨年プレゼントされた青い縁の一本をかけて登壇した。

 「あまりにも急に逝ってしまって…」としばらくは食事も喉を通らず、体重が10キロほど落ちたという。それでも四十九日を過ぎたあたりから「(中尾さんは)具合が悪くなっても頑張って、亡くなる前日まで自力で歩いていた。ギリギリまで役者でいるための努力をしていたから、私がへこたれていたら怒られる」と考えるようになり「その使命感で頑張ろうという思いが続いています」と明かした。

 心の支えになっているのが食事作り。中尾さんが20年以上、毎食のメニューを書き連ねていた「食日記」を参考に「どうやったら一人前をおいしく作れるかの研究を始めました。だんだん違うレパートリーができてます」と笑顔で話した。

 一方、トークショー後の囲み取材では、自身の後方に手をやり「今日もこの辺から見られているような気がしていて、今、隣にいないんだと実感しています」と寂しげな表情を見せる場面も。46年の夫婦生活の思い出は尽きないが、今後については「何も決めていません。自然体でゆっくりと考えていきたい」と強調。そして「良かった。泣かなくて済んで」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。(鈴木 元)

 【Men’s Beauty アワード】≪堺正章がライフスタイル部門受賞、特別賞・大谷にトロフィー運ぶ!?≫中尾さんは昨年、同じ「JAPANドラッグストアショー」の「Men’s Beauty アワード」のライフスタイル部門で受賞。今年の受賞者は堺正章(78)だった。堺自身の受賞後に、ドジャースの大谷翔平に特別賞が贈られることが発表され、堺は「日本人の誇り。群を抜いたスーパースター」と称えた。大谷のトロフィーが米国に運ばれることを知ると「私、行きましょうか。大谷選手にも会えるし、デコピンにも会いたい。あの始球式には感動した」とプレゼンターに立候補していた。

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