大鶴義丹 5月に他界した父・唐十郎さんの最期語る「家族、関係者は覚悟している感じではあった」

2024年10月02日 14:36

芸能

大鶴義丹 5月に他界した父・唐十郎さんの最期語る「家族、関係者は覚悟している感じではあった」
大鶴義丹 Photo By スポニチ
 俳優の大鶴義丹(56)が2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。今年5月に亡くなった劇作家で芥川賞作家の父・唐十郎さん(享年84)の最期について語った。
 唐さんは今年5月4日、急性硬膜下血腫のため亡くなった。

 大鶴は「少し前から体を壊していたこともあったので、家族、関係者は覚悟している感じではあったんですけど」と告白。死因としては「急性硬膜下血腫」となるが「もうやっぱり内臓を壊しているところもありまして。部分的に悪いところもあったので、そういうのがいろいろと重なり、あっという間にって感じだった」と話した。

 唐さんの妻、義丹の異母兄弟となる女優・大鶴美仁音、俳優の大鶴佐助が看取ったといい、自身は出演舞台「後鳥羽伝説殺人事件」の初日公演のため看取れず。「初日の芝居が終わった瞬間に亡くなったらしくて、そこから、渋谷から駆けつけたんですけど、まだちょっと温かさが残っている感じで。そういう意味では看取ることはできなかったんですけど」と振り返った。

 唐さんには生前から「舞台人は親の死に目には会えない」と言い聞かされていたといい、「昔から言ってたんですよね、母もそうですけど」と大鶴。「“そのぐらいの覚悟がないんだったら、人様の前にお金を取って立つな”って。それをすっと思い出しましたね」と話した。

 「そういう意味では、終わって、死んでたって聞いてたので、そこから慌てず、ある種、落ち着いて着替えて、中野の病院に向かいました。劇場から病院に向かう間の30~40分の間にいろいろなことを考えながら」としつつ「でも、いろいろなことをやり切った人生だったとは思ってますけどね」と言葉をかみしめた。

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