初の女性棋士目指す西山朋佳女流3冠、第2局で敗れ1勝1敗「精度の低い手を重ねて…」 棋士編入試験

2024年10月02日 18:26

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初の女性棋士目指す西山朋佳女流3冠、第2局で敗れ1勝1敗「精度の低い手を重ねて…」 棋士編入試験
山川四段(左)に敗れた西山女流3冠(撮影・我満 晴朗) Photo By スポニチ
 将棋界初の女性棋士を目指す西山朋佳女流3冠(29)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で指された棋士編入試験5番勝負第2局に臨み、後手の山川泰熙四段(26)に104手で敗れた。成績は1勝1敗。第3局は11月に実施する。
 9月10日の第1局で高橋佑二郎四段(25)を下し、幸先の良いスタートを切った西山は得意の中飛車を選択。左銀を前線に繰り出し、45手目には飛車を切って勝負に出たものの、徐々に形勢を崩した。攻め駒が少ない状況で攻めを継続したが届かずに無念の投了。「経験のある形にはなったが、精度の低い手を重ねてしまった」と肩を落とした。

 前週には新型コロナに感染し、9月28日に金沢で予定されていた白玲戦第4局をキャンセル。「たくさんの方に迷惑をかけた。体調が悪い中で、できるだけのことをしようと思っていた」と心中を明かすが、この日の対局中も咳き込む場面もあった。

 棋士編入試験は3局以降、関西の若手と対戦が決まっている。次戦の相手は新人王戦で昨年優勝した上野裕寿四段(21)。「公式戦でも活躍されている上野さんは充実されている印象がある。その時々にしっかりと棋力を出していきたい」と気合を込め直していた。

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