反町隆史 代表作「GTO」、以前にも新作打診あった 「でも、ダメでしたね」理由を告白
2024年10月02日 20:45
芸能
反町といえば、98年に放送され、大ヒットしたドラマ「GTO」が代名詞。暴走族の元リーダーで私立高校の教師になった鬼塚英吉が、破天荒ながら情熱的な指導で、いじめや登校拒否など、生徒たちをめぐる問題に向き合っていく作品。鬼塚を演じたのが反町だった。作品は最高視聴率35・7%を記録し、映画化もされるなど社会現象になった。
今年4月には、26年ぶりに新作が放送された。反町は「今回『GTO』をやったのは、26年ぶりというのもありながらも、今の時代に鬼塚という架空の先生なんだけど、気持ちで生徒と向き合って伝える『GTO』の持っている力が、今の時代に刺さるんじゃないかと思ってやった」と、その意義を説明した。「自分も26年たって50ですけど、あの時は24くらい。その時の解釈と今の解釈も、違うと思う。それが視聴者に、いい形でメッセージとしてね(伝えられたら)」とも話した。
コンプライアンスが厳しくなり、かつてのような作品が作れない社会になった。ムロが「今の時代だけを描こうとすると、こうしなくちゃ(抑えなくては)いけない」とジェスチャー込みで話すと、反町も「…ことが多い」と同意。「それを破天荒に、限りなく突っ走る作品というものは見せたいなというのは、正直なところありました」と続けた。
今回より前にも、実は新作撮影の話はあったという。「その前に、“もう1回新しくドラマ(GTO)どうですか?”と言われたことはあります。でも、ダメでしたね」と、断ったという。
反町は8日放送スタートの新ドラマ「オクラ」(火曜後9・00)で主演を務める。「今の年だから言えることってある。役者として、今回みたいに新しいものを作ることも大切ですけど、振り返った時に過去の自分のテーマ、視聴者に響くことをやるということも、視聴者に対しても大事だと思う。期待というものをそれが凄く大事というのが、この年になって(分かった)」としみじみ語っていた。