アストロズのアルバレス　右わき腹痛で負傷者リスト入り、長期離脱ならア・リーグ本塁打王争いに影響

2023年06月10日 07:54

野球

アストロズのアルバレス　右わき腹痛で負傷者リスト入り、長期離脱ならア・リーグ本塁打王争いに影響 — アストロズの主砲ヨルダン・アルバレス（AP） Photo By ＡＰ

　アストロズの主砲ヨルダン・アルバレス（25）が9日（日本時間10日）、右わき腹痛で10日間の負傷者リスト入りした。チームはクリーブランドで3連戦を戦うが、アルバレスはヒューストンに戻り、医師の診断を仰ぐ。

　アルバレスは8日のブルージェイズ戦に「3番・DH」で出場。しかし試合前の打撃練習でスイング中に右わき腹に異変を感じ、一ゴロに終わった初回の第1打席でも2度の空振りで痛みがあった。3回の第2打席に代打を送られている。試合後も本人は「まだ痛みがある」と明かしていた。ダスティ・ベイカー監督は「どうしようもない。10日よりも長くならないことを祈るだけだ。ヨルダンがいないなんて全く好ましくない事態だが、前を向くしかない」と話している。

　カブスの鈴木誠也外野手がわき腹痛でワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場を断念したように、このケガは復帰まで時間がかかることが多い。地元紙ヒューストン・クロニクルは「しばらくの間、出られないだろう」と報じている。

　アルバレスはここまで55打点はア・リーグ1位。17本塁打はヤンキースのアーロン・ジャッジにつぐ2位で、OPS（出塁率＋長打率）は3位だった。アストロズはチームOPSが・713で30球団中21位だから、アルバレスの離脱は大きな痛手になる。ア・リーグの本塁打争いにも影響が出る。ここまで19本のジャッジが1位、17本のアルバレスが2位、16本の大谷翔平が3位。ジャッジも先日のドジャーズ戦で守備でつま先の靭帯を痛め、負傷者リスト入りしたところだった。