43歳ヤクルト石川が交流戦単独最多の28勝目 16年ぶりベルーナドームで勝利 通算185勝目

2023年06月10日 16:53

野球

43歳ヤクルト石川が交流戦単独最多の28勝目 16年ぶりベルーナドームで勝利 通算185勝目
<西・ヤ>ヤクルト先発・石川(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【交流戦   ヤクルト2―0西武 ( 2023年6月10日    ベルーナD )】 ヤクルト・石川雅規投手(43)が10日の西武戦(ベルーナドーム)に先発し、5回2/3を3安打無失点で今季2勝目。交流戦は単独最多の28勝目を挙げた。チームは連敗を3で止めた。
 初回はわずか10球で3者凡退。先頭の源田の打球を左翼の青木がスライディングキャッチを見せるなど、バックも盛り立てた。2回は先頭の渡部に二塁打されたが、川越を外角低めの131キロ直球で見逃し三振。渡部の盗塁死もあって無失点で切り抜けた。

 打線が4回に中村の適時打で先制。リードを奪っても、石川の投球に変化はなかった。5回1死二塁にピンチでは、平沼の一塁線の打球に対し、オスナがイレギュラーバウンドをうまくさばいてアウトに。2死三塁からは古賀を空振り三振に打ち取った。6回2死から外崎に左前打されたところで、2番手の大西と交代したが、5回2/3を74球で乗り切る好投だった。大西はキッチリ後続を抑えた。

 7回は星、8回は清水が無失点でつなぐと、打線がようやく9回に山田の中越え二塁打で追加点を挙げ、9回は田口がリードを守った。

 西武戦は交流戦では最多タイの15試合に登板し4勝6敗だった。敵地ベルーナドームに限ると8試合で1勝4敗で、石川にとってベルーナドームでの勝利は27歳だった07年6月5日以来。当時、球場の呼称はグッドウィルドーム。09年から4連敗中で30代では6試合登板したが1勝もできなかった。40代初登板となる同球場で16年ぶりの白星をつかんだ。

 9日にソフトバンク・和田が勝利投手となり、交流戦の歴代勝利数で並ばれていたが、わずか1日で再び単独トップに立った。通算勝利数は185勝。確実ぬい大台へ歩を進めている。

 ▼石川 (チームの連敗を止められたことに)それが一番うれしいですね。(交流戦28勝目に)長いこと(投げ)させていただいているということもありますけど、1試合1試合ですけど、一生懸命投げた結果が28勝になって良かったです。シンプルにですけども、(回の)先頭バッターを何とかアウトにとろうと、その意識だけでした。(高橋は)すごくいいピッチャーなので、何とか先制点を与えないように、そこを意識して投げることができました。中村のリードもそうですし、武岡の守備もそうですし、バックが本当に守ってくれたので、自分のリズムで、テンポで投げることができた。(通算185勝は)本当に1試合、1試合準備をして、何とかチームの勝利に貢献できるようにやるだけなので、今日勝ててホッとしている。またしっかりした準備をして臨みたいと思います。

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