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大谷翔平“四度目の正直”サイクルならずも3安打 投げては5回3失点、6勝目お預けもエ軍5連勝

2023年06月10日 13:28

野球

大谷翔平“四度目の正直”サイクルならずも3安打 投げては5回3失点、6勝目お預けもエ軍5連勝
<エンゼルス・マリナーズ>初回、内野安打で出塁する大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス5ー4マリナーズ ( 2023年6月9日    アナハイム )】 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は9日(日本時間10日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。3試合ぶりの17号2ランを放つなど、あと三塁打でサイクル安打に迫る4打数3安打2打点をマークした。投げては5回3失点で、同点で降板して6勝目はならなかった。エンゼルスは5-4でマリナーズを下し、今季最長タイとなる5連勝を決めた。
 開幕投手を務めたマリナーズの先発右腕・カスティーヨとの対戦では初回の第1打席は三塁内野安打。3回の第2打席は3試合ぶりとなる17号の同点2ランを放った。2死一塁から続くシンカーをとらえて中越え深くまで運んだ。打球速度は112・9マイル(約181・6キロ)、飛距離は440フィート(約134・1メートル)、打球角度は30度の特大アーチとなった。

 5回の第3打席は初球のシンカーを逆方向となる左前へはじき返し、好走塁で二塁打。サイクル安打にあと三塁打と迫った7回は1死一塁から一ゴロ。首をかしげながら、ベンチに帰るとヘルメットを叩きつけて悔しがった。

 ここまで大谷は3度サイクル安打に王手をかけている。ともに投打同時出場した4月27日のアスレチックス戦、5月15日のオリオールズ戦、さらに「1番・DH」で先発した3日・アストロズ戦でもあと本塁打に迫ったが及ばなかった。

 大谷がサイクル安打を達成したのは19年6月13日、敵地トロピカーナ・フィールドでのレイズ戦。「3番・DH」で出場し、初回に左中間3ラン、3回に左中間二塁打、5回に右翼線三塁打、7回に中前打の4打数4安打で決めた。日本選手の野手通算8725試合目で初めての達成だった。投手登板時のサイクル安打は1888年7月28日にシカゴ・ホワイトストッキングス(カブスの前身)のジミー・ライアンが記録も救援登板で、先発での達成はなかった。

 投手としては今季初めて中6日で先発。初回に2ランを被弾するなど乱調の立ち上がりとなり、5回までに3安打6奪三振6四死球、3失点の内容。同点で降板し、6勝目はお預けとなった。また、3回先頭から三振を奪い、3年連続100奪三振に到達した。

 チームは同点の6回に7番・モニアクが勝ち越しの2ラン。救援陣も粘ってリードを守り切った。

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