大谷翔平 85年ぶり記録、4度目「登板日に3安打以上」 サイクルならずも登板日打率は驚異の・392

2023年06月10日 14:30

野球

大谷翔平 85年ぶり記録、4度目「登板日に3安打以上」 サイクルならずも登板日打率は驚異の・392
<エンゼルス・マリナーズ>5回、二塁打を放つ大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス5ー4マリナーズ ( 2023年6月9日    アナハイム )】 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は9日(日本時間10日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。3試合ぶりとなる17号2ランを放つなど、あと三塁打で自身2度目のサイクル安打に迫る4打数3安打2打点をマークした。投げては5回3失点で、同点で降板して6勝目はならなかった。エンゼルスは5-4でマリナーズを下し、今季最長タイとなる5連勝を決めた。
 開幕投手を務めたマリナーズの先発右腕・カスティーヨとの対戦では初回の第1打席は三塁内野安打。3回の第2打席は3試合ぶりとなる17号の同点2ランを放った。2死一塁から続くシンカーをとらえて中越え深くまで運んだ。打球速度は112・9マイル(約181・6キロ)、飛距離は440フィート(約134・1メートル)、打球角度は30度の特大弾。アストロズ・アルバレスに並んでア・リーグ2位タイの17号とし、19本でトップのヤンキース・ジャッジにあと2本と迫った。

 5回の第3打席は初球のシンカーを逆方向となる左前へはじき返すと好走塁で二塁打とした。サイクル安打にあと三塁打と迫った7回は1死一塁から一ゴロ。首をかしげながらベンチに帰ると、ヘルメットを叩きつけて悔しがった。

 投手としては今季初めて中6日で先発。初回に2ランを被弾するなど乱調の立ち上がりとなり、5回までに3安打6奪三振6四死球、3失点の内容。同点で降板し、6勝目はお預けとなった。また、3回先頭から三振を奪い、3年連続100奪三振に到達した。

 大谷の今季登板日の打撃成績は51打数20安打、打率・392と4割に迫る好調ぶり。投手として先発登板した試合で3安打以上をマークしたのは今季4度目で、球団広報によると、殿堂入りしたウォーレン・スパーン(ブレーブス)が1958年に5度達成して以来65年ぶり、ア・リーグでは1938年にモンティ・ストラットン(ホワイトソックス)以来の85年ぶりの記録となった。

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