DeNA・今永 阪神との首位攻防初戦先発 交流戦優勝の勢いで奪首に弾みつける「光栄に感じて投げたい」

2023年06月23日 05:00

野球

DeNA・今永 阪神との首位攻防初戦先発 交流戦優勝の勢いで奪首に弾みつける「光栄に感じて投げたい」
キャッチボールする今永(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 プロ野球は23日にリーグ戦が再開する。交流戦初優勝でセ・リーグ2位のDeNAは、2・5ゲーム差で追う首位・阪神を横浜スタジアムに迎え3連戦。初戦先発の今永昇太投手(29)は、1、2番コンビを封じての必勝を誓った。今季は直接対決で2勝6敗と負け越すが、本拠地では昨年から10連勝中。地の利も最大限に生かし、東克樹投手(27)、トレバー・バウアー投手(32)の好調3本柱で奪首を狙う。
 自らに言い聞かせるように、今永は言葉をつないだ。首位・阪神との3連戦。初戦を託された重責を感じつつ、勝利のキーワードに掲げたのは平常心の3文字だった。

 「光栄に感じて投げたい。特別な試合だからこそ、特別な気持ちで臨んではいけない。普通通りに投げるのが一番」

 警戒するのは、近本、中野の1、2番コンビだ。今季、唯一の敗戦を喫した5月12日の対戦では近本に3安打1打点、中野にも適時打を浴びた。「あの1、2番の並びはかなりの戦力。2人が阪神の勝ち負けに直結してくると思う」。2人が出塁して大山、佐藤輝で還すのが、虎の必勝パターン。ただ、逆の見方をすれば、上位2人を封じ込めさえすれば、途端に得点能力を下げることができる。

 リーグ戦再開早々に訪れた大一番に懸ける思いは、三浦監督も同じだった。

 「まずは初戦、今永でしっかりスタートを切れるように」

 エース左腕に対する信頼感が不変であることを、改めて強調。好投で勢いをつけてもらうことを前提に、「(土曜は)東、日曜はバウアーでいきます」と明かした。東はここまで6勝を挙げ、チームの勝ち頭。バウアーも交流戦3戦3勝と本領を発揮しており、いわば好調3本柱を最大のライバルにぶつける。

 心強いデータもある。阪神には今季2勝6敗も、黒星は全て敵地でのもの。一転、横浜では今季の2連勝を含め昨年から10連勝を誇る。地の利があるのは明らかで、指揮官は力を込める。

 「まずはホームから始まるんで、乗っていけるように」

 8月にも本拠地で直接対決6試合が組まれており、反攻への下地を築きたい。昨年8月は首位ヤクルトを猛追しながら、月末の直接対決で3連敗して涙をのんだ。もう、同じ過ちは繰り返さない。交流戦初Vの余勢を駆って、虎を圧倒する。(伊藤 幸男)

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