花巻東4年ぶり聖地へ 麟太郎の後ろ4番・千葉が鍵

2023年06月23日 04:30

野球

花巻東4年ぶり聖地へ 麟太郎の後ろ4番・千葉が鍵
抽選に挑んだ花巻東の主将・千葉(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の青森、岩手、秋田、山形、山梨、大阪、熊本大会の組み合わせが22日、決まった。今春の選抜を制した山梨学院や、春夏通算9度の日本一を誇る大阪桐蔭などが甲子園出場を目指す。
 花巻東(岩手)は今秋ドラフト1位候補の佐々木麟太郎(3年)を擁して夏は19年以来、4年ぶりの甲子園を目指す。組み合わせが決まり主将の千葉柚樹(3年)は「どこが相手でも一戦必勝で戦い、甲子園へ行きたい」と意気込みを語った。3番の佐々木は勝負を避けられることが予想され、後ろを打つ4番の千葉が鍵を握る。千葉は「麟太郎が避けられても自分がチャンスで一本出したい」と力強く誓った。

 ≪朗希弟・怜希をしっかり援護≫大船渡(岩手)は今春の県大会でベスト8入りし、シード校として挑む。ロッテ・佐々木朗希の弟でエース右腕・怜希(3年)を擁し、同大会2回戦では強豪の盛岡大付にも勝利。佐々木は140キロ近い力強い直球が持ち味で、主将の今野秀太朗(3年)は「打線がしっかり援護できれば」と見据えた。84年夏以来39年ぶりの甲子園へ、今野は「強豪私立にも勝ち、久しぶりの甲子園をつかみたい」と意気込んだ。

 ≪本命・花巻東を追う投手力の一関学院≫【岩手展望】高校通算138本塁打を誇り今秋ドラフト1位候補の佐々木麟を擁する花巻東が本命だ。追うのは2連覇を狙う一関学院。右下手の小野を擁する投手陣は強力だ。盛岡大付や今春の東北大会で4強入りした盛岡三が追う。

 ≪八戸学院光星が本命≫【青森展望】本命は今春の東北大会を制した八戸学院光星。ともに最速147キロを誇る岡本、洗平の両2年生左腕は安定感抜群だ。春の県大会を制した八戸工大一や、実力校の青森山田、弘前学院聖愛にもチャンスがある。

 ≪能代松陽・森岡に注目≫【秋田展望】選抜でブレークした能代松陽のエース右腕・森岡に注目。春季東北大会に出場した秋田商、ノースアジア大明桜も攻守に力がある。他に秋田中央、秋田南、大曲工、由利など実力校が多く優勝争いは激戦が予想される。

 ≪打撃力高い鶴岡東≫【山形展望】圧倒的な打撃力で春季大会を制した鶴岡東が本命。準優勝の日大山形も打力では劣らない。東北大会で経験を積んだ東海大山形も注目。プロ注目の二刀流左腕・武田擁する山形中央、羽黒も聖地を目指せる力がある。

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