エンジョイベースボール提唱の慶応高・上田誠元監督「野球の神様って…」

2023年06月23日 14:29

野球

エンジョイベースボール提唱の慶応高・上田誠元監督「野球の神様って…」
2005年選抜大会での慶応高のエース・中林 Photo By スポニチ
 慶応高の元野球部監督で「エンジョイベースボール」の提唱者である上田誠氏が、浦和学院の元野球部監督の森士(おさむ)氏のYouTube「森士チャンネル」に出演。選抜大会出場をかけて死闘を繰り広げた監督時代を振り返った。 【慶応高校吹奏楽部のダッシュケイオウ演奏動画
 2004年、山梨で開催された秋の関東大会準々決勝で指揮官として初対戦した。

 勝てば甲子園出場が決定的となる一戦で、浦和学院は今成亮太(日本ハム、阪神)、慶応は中林伸陽(慶大―JFE東日本)を中心に死力を尽くしたが延長14回日没再試合になった。

 上田氏が「野球の神様っているんだなと思った」というプレーが13回にあった。浦和学院の攻撃中、右翼からのバックホームが逸れて勝ち越されると思ったボールが、置いてあったバットに当たって戻って来た。

 森氏は「神様は試練を与える」と振り返った。

 慶応高は上田氏自らがエース中林をマッサージし、プリンアラモードを食べさせて「明日も行ってくれるかな?」と連投してもらったが、翌日の再試合は6―0で浦和学院の圧勝だった。

 慶応高は45年ぶりの甲子園出場がかかっていた試合で、上田氏は「帰りのバスはみんな大泣きだった」と振り返った。

 両校は翌年春の関東大会準決勝で再戦。慶応高が11―4でリベンジした。

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