落合博満氏 大谷、吉田、ヌートバー…右投げ左打ちに対するオレ流の考え方 「リスク」も説明

2023年06月28日 17:20

野球

落合博満氏 大谷、吉田、ヌートバー…右投げ左打ちに対するオレ流の考え方 「リスク」も説明
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が28日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画「オレ流質問箱」で野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。
 大谷、吉田、ヌートバーに源田…。確かに興味津々な質問が来ました。「3月のWBCで、侍ジャパンは右投げ左打ちの選手が多かったです。落合さんは『右投げ左打ち』をどのように考えていますか?また、自分で左打ちを試したことはありますか?」

 じっくりと読み上げた落合氏は「これは、昔は右は右、左は左ということでやっていたけども、ある時期から右投げ左打ちがレギュラーになりやすいとか、一塁ベースに近いからっていうことで無理やり右バッターを左にしたっていう…こういう歴史があります」と説明。そして「それは、それで左が合うのであれば、それはいいんだろうと思いますけども、その分、必ずバッターには死角っていうのが出てきます。右投げ左打ちの場合、膝元の出し入れされると、よく聞くのがボールが消えてしまうストライクのボールでも逃げてしまうっていう傾向があるんで、そういうリスクを背負ってでも足の速い人は左打ちの方がいいだろうということで勧められてきたっていうことはあります」と貴重なレジェンドの分析や経験からくるメリット・デメリットを語った。その上で「できることだったら、右は右、左は左の方がいいんでしょうけども。だから今、右投げ右打ちというのはだんだん希少価値になってきてると思うんで時代の流れがそうさせているんだろうと思います」と自身の考えを示した。

 左打ちを試したかについては「練習ではあります」と回答。「で、自分の体つきからいくと腰の位置っていうのが右と左で、左の方がちょっと上にあるんで、それだとダウンスイングをする時に左バッターの方が上から下、右の腰の方がちょっと低いんでね。その方がいいだろうということで練習はしたこともありますけども、やっぱり自分の中で練習の中で膝元のボールは消えて見えなくなったっていうような経験があるんでね。練習ではしたことはありますけども試合ではありません」とマニアックな解説を添えて答えていた。
 

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