直木賞作家もうなった阪神・前川VS中日・高橋宏の因縁「それこそ小説のような話」

2023年06月28日 22:50

野球

直木賞作家もうなった阪神・前川VS中日・高橋宏の因縁「それこそ小説のような話」
<神・中>6回1死一、二塁、前川は中前打を放つ(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-4中日 ( 2023年6月28日    甲子園 )】 直木賞作家の今村翔吾氏(39)が、28日の阪神―中日戦を中継したABCテレビに出演。京都府出身で、大の阪神ファンという今村氏は阪神・近本のユニホームを着て登場し「やっぱり、甲子園がいいですね。(阪神ファンは)生まれながら」などと笑顔を見せて試合を観戦した。
 そんな今村氏も思わず身を乗り出したのは6回だった。0-2で阪神が追いかける場面。中日・高橋宏を攻めたて、1死一、二塁の好機をつくると、打席には2年目の前川だ。

 高橋宏とは、コロナ下のため甲子園大会が中止となり、その代替として甲子園交流試合が開催された20年夏に対戦。当時2年生で智弁学園(奈良)の4番を担った前川の前に立ちはだかったのが中京大中京(愛知)・高橋宏で、この日はそれ以来の甲子園マウンドでもあった。

 そんな話をふられた今村氏は「それがきょう甲子園で激突しているなんて。それこそ小説のような話ですよね」と感嘆しつつ「(高橋宏がプロ甲子園初登板)そんな話を聞くと、阪神ファンとしては心が揺らぎますけど、やっぱりここは前川選手に頑張ってほしい」とエール。すると前川が中前打を放ち、好機を拡大した。

 「高橋選手は甲子園初登板ということは、この熱気も初めて。プレッシャーも感じるかもしれませんね」と高橋宏を気遣っていたが、結果は1死満塁で大山は遊ゴロ併殺。今村氏も悔しそうに苦笑いを浮かべていた。

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