大谷翔平 オールスター戦の本塁打競争に言及「次の登板が爪の感じで分からないので」

2023年06月28日 15:09

野球

大谷翔平 オールスター戦の本塁打競争に言及「次の登板が爪の感じで分からないので」
<エンゼルス・ホワイトソックス>初回、大谷は先制ソロを放つ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス4―2ホワイトソックス ( 2023年6月27日    アナハイム )】 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が27日(日本時間28日)、本拠地アナハイムでのホワイトソックス戦に「2番・投手兼DH」の二刀流で今季16度目の先発登板。初回の第1打席に2試合連続本塁打となる両リーグ単独トップの先制27号ソロ、7回の第4打席には1試合2本塁打となる28号アーチを放った。二刀流での2本塁打は初めて。投げては爪(つめ)が割れるアクシデントに見舞われながら7回途中10奪三振1失点で7勝目を挙げた。チームは4―2で勝利して2連勝となった。
 試合後、大谷は、出場が決まったオールスターゲームに関し、前夜祭のホームランダービーに出場するかどうかは「次の登板がちょっとまだ、爪の感じで分からなくなっているので、スケジュールはまだ確認出来ていないかなと思います」とした。また、「(チームも個人としても)いい位置につけていると思うので、もっともっといい流れで、前半オールスター前、昨日、今日といい戦いが出来ているので、もっともっといい順位をキープしながら、前半戦を終えられれば、十分いけるんじゃないかなと思います」と話していた。

 この日は、今季16度目の二刀流でマウンドに上がり、初回はスプリットを多投してアンダーソン、ロベルトから連続空振り三振を奪って3者凡退。2回は先頭のヒメネスに左翼線二塁打され、1死三塁のピンチを背負ったが、グランダル、バーガーを連続空振り三振に仕留めた。3、4回はともに1三振を奪って3者凡退。リードが2点に広がった直後の5回も無失点に抑え、6回は1死一、二塁からアンダーソン、ロベルトを連続空振り三振に仕留めた。7回1死一、二塁としたところでマウンドにコーチ、トレーナーがマウンドに呼ばれ、ツメが割れたことで“緊急降板”。代わったウェブが打たれて大谷は6回1/3、102球を投げて10奪三振、4安打1失点となった。

 また、打っては、初回1死の第1打席、2ボール1ストライクからホ軍の先発右腕コペックの投球を完ぺきに捉える右越え27号ソロ。打った瞬間、本塁打を確信して歩き始める当たりで、前日26日(同27日)のホワイトソックス戦の4回に右中間ソロを放ったのに続く2試合連続本塁打。打球速度は110・8マイル(約178・3キロ)、飛距離418フィート(約127メートル)、打球角度35度だった。大谷の2戦連発は17、18日(同18、19日)のロイヤルズ戦の2試合連続以来今季6度目。23日(同24日)のロッキーズ戦から続く連続試合安打は「5」となった。3回無死の第2打席は四球で、5回無死の第3打席でも右前打して2試合ぶり24回目のマルチ安打を記録。さらに7回1死の第4打席で右腕トゥサントの真ん中低めのスプリットをジャストミートし、最後は左手を離し、ほぼ右手だけで左中間に運ぶ28号アーチ。大谷の1試合2発は、6月12日(同13日)のレンジャーズ戦で19号ソロ、20号2ランを放って以来今季3度目。両リーグ単独トップ、ア・リーグでは2位のロベルト(ホワイトソックス)に6本差と“キング独走態勢”に突入し、日本人月間最多タイの6月13発目となった。

 これで通算の打撃成績は、79試合で306打数93安打、28本塁打、64打点、打率・304、11盗塁、投手成績は16試合で7勝3敗、防御率3・02となった。

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