藤浪160キロ超え連発で3者連続K!チームトップ5勝目 上昇モード4試合連続零封「日々良くなりたい」

2023年07月06日 02:30

野球

藤浪160キロ超え連発で3者連続K!チームトップ5勝目 上昇モード4試合連続零封「日々良くなりたい」
9回に3者連続三振と完璧救援した藤浪(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   アスレチックス1-0タイガース ( 2023年7月4日    デトロイト )】 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が4日(日本時間5日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に0―0の9回から3番手で登板し、1回無安打無失点、3奪三振と快投。直後の延長10回に味方打線が勝ち越しに成功し、チームトップの5勝目(7敗)を挙げた。防御率は9.35に改善。キャリアハイとなるシーズン29試合目の登板を、白星で彩ってみせた。
 これが本来の「FUJI」の姿だ。藤浪は躍動感あふれるフォームから、100マイル(約161キロ)超の直球を次々と捕手のミットに叩きつけた。空振り三振、空振り三振、空振り三振――。抜群の球威を帯びた剛球で、対峙(たいじ)した打者3人のバットに、全て空を切らせた。

 タイガース戦に0―0の9回から3番手で登板。まずは先頭打者を99.7マイル(約160.5キロ)の内角高め直球でねじ伏せると、続く代打も外角への102マイル(約164キロ)で斬った。そして最後は12年の3冠王カブレラを、この日最速102.1マイル(約164.3キロ)で3球三振に仕留めてガッツポーズを繰り出し、グラブをポンと叩いた。

 直後の延長10回にチームが勝ち越し、前回登板の1日ホワイトソックス戦に続く5勝目を手にした。プロ11年目でキャリアハイとなるシーズン29試合目の登板を白星で彩った。シーズン5勝到達は、阪神時代の18年以来5年ぶりとなった。

 試合後、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し「今日は素晴らしい日だった。一生懸命努力して日々良くなりたい」と英語でつづったように、圧巻のパフォーマンスを発揮した。開幕直後の極度の制球難に陥った状態から持ち直し、6月以降は「継続」をテーマに掲げてコンディション向上に努めている。これで4試合連続無失点。直近3試合は安打を許さず、与四死球1と安定感も出てきた。それでも気を緩めることなく、地に足を着けて前進を続ける。

 配置転換された中継ぎで結果を出しつつあるが、ここで満足はしていない。本来のポジションは先発。今は結果を積み上げて“定位置”に返り咲くことが先決。その先に「先発1勝」を見据える。

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