広島・野村 7・6にマウンドに上がった思い「野球ができることに感謝して」 西日本豪雨から5年目

2023年07月06日 20:48

野球

広島・野村 7・6にマウンドに上がった思い「野球ができることに感謝して」 西日本豪雨から5年目
<広・神>今季初勝利を挙げファンの声援にこたえる野村(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島4-0阪神 ( 2023年7月6日    マツダ )】 広島が6日の阪神戦に勝利し、今カードの勝ち越しを決めた。首位・阪神とは再び2・5ゲーム差に接近。立役者は何と言っても、先発の野村祐輔投手(34)だ。
 阪神・村上との投げ合いで、負けず劣らずの安定感を披露した。6回まで阪神打線を散発3安打。さらに無四球と、チームにリズムを呼び込む、好投だった。

 今季初登板だった前回6月29日のDeNA戦は、6回3安打無失点の好投で、無四球。2試合連続で6回無失点、かつ無四球という野村らしい投球を披露し、18年6月23日以来、1839日ぶりとなる阪神戦勝利で通算80勝にも到達した。

 7月6日は、野村にとっても期する思いがある。5年前の2018年、西日本豪雨で本拠地の広島や、故郷の岡山県倉敷市も甚大な被害を受けた。その年のオフは年末年始に帰省し、倉敷市真備町も訪れて「自分の目で確認しました」と胸に刻んでいる。5年目のこの日、マウンドに上がることには「感謝」しつつ、良い報告ができるようにとの思いがあったはずだ。

 白星という形でマウンドから最高の思いを届けた。

 試合後のヒーローインタビューでは「特別な日のマウンド」で結果を出したことを聞かれ、「僕自身、広島で育ててもらったと思っています。これからも長く広島で頑張りたいと思っています。野球ができることに感謝して、本当に頑張っていきます」と話した。

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