藤浪晋太郎 プロ初セーブにファン興奮「成り上がり伝説」「ワールドシリーズのマウンドでも」

2023年08月14日 08:54

野球

藤浪晋太郎 プロ初セーブにファン興奮「成り上がり伝説」「ワールドシリーズのマウンドでも」
オリオールズ・藤浪晋太郎(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   オリオールズ5ー3マリナーズ ( 2023年8月13日    シアトル )】 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が13日(日本時間14日)、本拠地ボルチモアでのマリナーズ戦に救援登板。2点リードの延長10回に中3日でマウンドに上がり、パーフェクトリリーフを見せて日米通じて初セーブを挙げた。最速は101・6マイル(約163・5キロ)をマークした。
 オ軍は、1点リードの9回2死から4番手のバウマンがカンゾーネに同点ソロを被弾したが、延長10回にムリンスの右越えソロなどで2点を勝ち越し。藤浪は無死二塁で始まるタイブレークの延長10回に6番手として登板、先頭のムーアをフルカウントから空振り三振に斬って取った。続く代打・フォードの初球に暴投して1死三塁としたが、2球目で左飛に打ち取って2死とし、最後はロドリゲスを遊ゴロに仕留めた。日米通算233戦目の登板で初セーブとなった。

 藤浪のプロ初セーブに、インターネット上では「藤浪の成り上がる過程がエグいな…最弱チームのどん底評価から数ケ月で最強クラスのチームでこれよ」「ワールドシリーズのマウンドでも投げるかも」「タイブレークの場面で前回の事があっても起用されるのは指揮官の信頼が厚いんだろうね」「藤浪がチャンピオンリングを手にしたら成り上がり伝説完了ですね」「ストライクさえ入れば。ワールドシリーズの優勝の瞬間マウンドにいるかもしれん」「ワールドシリーズで」などの声が上がった。

 前回登板の悪夢を払しょくする好投だった。前回登板の9日(同10日)のアストロズ戦では1点を追う8回に4番手として登板。先頭打者を味方のホームランキャッチにも助けられて左飛に打ち取ると、次打者も101・1マイル(約163キロ)を投げ込むなど中飛で2死としたが、そこから3連続四球で満塁として降板、救援投手が連続適時打され、藤浪は2/3回で3四球3失点だった。

 前々回登板まで6試合連続で自責0を記録。安定感を発揮し、首脳陣の信頼を得るまでに至っていただけに、痛すぎる乱調だった。しかし開幕当初の大乱調、リリーフへの配置転換、トレードなどメジャー1年目にして様々な経験を積み重ねてきた右腕はたくましかった。確実に打者を打ち取り、初セーブをつかみとった。

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