【甲子園】市和歌山・半田監督 完敗もナインの健闘称え「甲子園で戦い、1試合、2試合と成長してくれた」

2023年08月14日 13:04

野球

【甲子園】市和歌山・半田監督 完敗もナインの健闘称え「甲子園で戦い、1試合、2試合と成長してくれた」
<市和歌山・神村学園>4回、大江のチーム初安打に笑顔の市和歌山・半田監督(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第9日・2回戦   市和歌山1―11神村学園 ( 2023年8月14日    甲子園 )】 大会第9日の第2試合では、7年ぶり6回目出場の市和歌山(和歌山)が1―11で、4年ぶり6回目出場の神村学園(鹿児島)に敗戦。4強入りした前身の市和歌山商時代の67年以来55年ぶりの3回戦進出はならなかった。
 3点を追う初回に3四死球で2死満塁としたが、大路隼平(3年)は空振り三振。5点のビハインドの4回、大江陸斗(3年)がチーム初安打となる左前打するなどし、1死一、二塁の好機をつくったが、後続が続かなかった。5回は先頭の熊本和真(3年)が左前打で出塁、2死一、二塁としたが、4番・麹家桜介(2年)が見逃し三振に倒れた。それでも6回、先頭の大江の右翼線二塁打を足掛かりに1死二、三塁とし、小野莞都(3年)の右犠飛で1点を返した。

 投げては、甲子園初登板となった先発の左腕・川本大輔(3年)が初回に2本の適時打を浴び、2死二、三塁で代わった右腕・木村壮孜(2年)の暴投でこの回3失点した。3回には、木村、3番手の小野莞都(3年)の連続押し出し四球で2失点。小野は4、5、6回を3者凡退に抑えたが、7回に4点を失い降板した。2死二塁でマウンドに上がったエース栗谷星翔(3年)も適時打された。栗谷は9回にも1点を失った。

 試合後、半田真一監督は「相手の強力打線に対して投手全員で抑えていこうと思っていましたが、1人目、2人目の投手は初めての甲子園ということで少し難しい部分があった。少し怖がった部分もあったが、よく投げてくれた」と言い、攻撃面は「相手の黒木投手は直球が140キロを超えてきて、スライダーの切れもよかった。低めのスライダーを見極めるという指示を出していたが、それはやってくれたんですが、とても攻略が難しい投手でした」と振り返った。そして、「このチームは新チームから甲子園を目標にやってきた。甲子園で戦い、1試合、2試合と成長してくれた」とナインの健闘を称えていた。

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